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カイルと過ごす2weeks……第2話「うたた寝にはご用心?」
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カイル・ヒューズ//関係:不明//傾向:甘々//時代:高校生 【視点:ヒロイン】




ぼんやりする頭を抱えて朝のリビングにやって来ると、誰も居ないと思われたキッチンからガガガと音がした。


「おはよう…アレックス。朝から何をやってるの?」


私とは違ってしっかりと目が覚めているアレックスからは朝に似合う爽やかな雰囲気が纏う。
アレックスは此方を向いて機械を止める。見るとそれは野菜をミキサーするもので、まだ砕かれてない青野菜がたんまりと横に並べられていた。


「野菜スムージーを作ってる。飲んでみるか?」

「うん…じゃあ飲んでみたい…」


片目を擦りながらその場で佇み出来るのを待っているのだが、アレックスは突然小さく噴出した。
何?とぽけーと見上げれば彼は私の目の前までやって来ては片手を伸ばし頭後ろをそっと撫でる。


「お前、鏡見てきたか?寝癖凄いことになってるぞ」

「うわ…起きて真っ直ぐに此処に来たから見てないや」


するとアレックスは私の鼻をムニと摘まむと、悪戯をする子供のように微笑んだ。


「ほら、早く目覚ませ。手伝ってやるよ」

「痛い、痛いっ…」


戯れていると、背後で別の声が聞こえた。それを合図に漸くアレックスは手を離してくれる。
後ろを振り返ればマークが、ふあ、と欠伸を噛み殺しながらやって来た。


「おはよう…二人とも朝から元気だね…」

「マーク、おはよう。私も今起きたばかりだよ…」


そうなんだ、とマークは小首を傾げてにっこりと微笑むと冷蔵庫へ向かい中からペットボトルを取り出す。
眠そうに片手で目を擦りながらコップにジュースを注ぐマーク。ボーダーの部屋着を着てるのが何だか可愛らしく見えるのは内緒だ。
男の子に可愛いと言ったら嫌がれそうだけど、マークの無邪気な笑顔を見るとほんわかと癒される気がした。

一人ほんわかしていると続々と起きてくる皆の最後に、オレンジ頭が見えると思わず身構えてしまった。
顔に違和感を感じたのは大きな黒縁の眼鏡をかけており、白いマスクで口許を隠していたからだ。


(風邪でもひいたのだろうか…)


覚束ない足取りから見れば相当眠いのだろうがカイルは私を見るなりニヤリとしたように目許を緩める。


「おはよう…野獣女。…檻から出ててもいいのか?」

「おはよう。…って野獣女じゃ無いから、檻とか無いし」

「ああ…成程。今は清掃中なのか」

「もー!何なのよ、アンタ。ホント朝から煩いよ」


朝から口喧嘩をする私達の間を裂くようにアイザックが新聞を片手に珈琲を持ちながら眉根を寄せた。
その英字新聞はゴシップの芸能ネタでは無く、ちゃんとした経済新聞。高校生がこんなものを読むのかと感心してしまう。


「お前ら何時の間にそんなに仲良くなったんだ?」

「「なって 無い !!」」


揃って同じ言葉を同時に吐けば、二人で顔を見合わせた後それぞれ反対方向へプイと顔を背ける。
すると目に飛び込んで来た光景に思わず息を呑んでしまったのは、テーブルに豪華な朝食が用意されていたからだ。


「す、凄い!だ、誰が作ったの?!」

「それ、フレッドが頼んでくれたんだよ。
デリバリーだけど有名な店から取り寄せたんだって」


説明してくれたマークは、ごくごくとコップの中身を飲み干す。
するとアレ?とした顔で何かを探すようにきょろきょろと視線を彷徨わせた。


「レオンは?」

「さーな…まだ寝てるんじゃ無いのか?」


アイザックがゆったりとソファーに座った儘新聞から目を離さないでマークに言う。
隣では同じようにアレックスが座り、野菜スムージ入りのジュースをごくごく飲んでいた。

しょうがないな、と目を伏せながらコップ片手にリビングに戻って来るマークが眉根を寄せると
手にしてたコップをテーブルに置いてからレオンを起こしに行ってしまう。


私は見送るように背中を見詰めたが朝食が用意されたとあれば冷めないうちにと思い席に早々に着いた。
隣を見ると、マスクを取るカイルと不図目が合う。気付けば隣同士という偶然に二人でチッと舌打ちした。

そうして皆それぞれに食べ始めるのだが何故かカイルは食事に手を付けない。


「食べないの…?」

「…ツイッターで番宣してから食う」


番宣?こんな朝から友達に?と思いながら食事を目の前にして携帯を弄る姿に思わず目を細めた。


「後にしなよ。折角美味しそうな朝食用意してくれてんだよ、
それにフォローしてるのだって友達でしょ?学校で言えばいいのに」


「……フォロワー数は1800万人居るけど…」

「はい?」


桁違いな数を聞いても、一瞬驚いただけでイラッと目を細めた。
そうして思ったのだ、コイツ朝から寝ぼけやがってと。
カイルは此方を見ようともせず、指で眼鏡を直しながらストローを口に付けるとじゅーとコップの中身を啜った。


「………おはよう…」

「やっと、レオン起きてくれたよ。良かったー…」

「おはよう、レオン」


レオンの背中を押すようにマークが戻って来ると、押されたレオンはふらふらと歩きリビングへやって来る。
起こされたばかりのレオンは眠気に負けそうに今だウトウトした目をしながら時折その瞼を閉じてしまっていた。
見かねたマークがレオンの肩をポンと叩くと洗面所へ行くように促す。まるで弟の面倒を見るお兄ちゃんのようだ。


「ねえ、食べる前に顔洗ってくれば?目覚めるよ」

「……そうだな…」


洗面所へ行ったレオンを見送りながらマークは漸く席に着くと、朝食をぱくぱくと食べ始めた。
やがて戻ってきたレオンが輪に加わればやっと全員が揃って一緒に食事を摂る。


「王子も朝に食パン何て食べるんだね」

「…マーク当たり前だろ。俺をどんな風に見てるんだよ」

「んー…クロワッサンとかワッフルとかお洒落なパンしか食べないのかと」

「アイザック…胡椒取ってくれる?」

「ん。…つーか、そんなに多く振りかけて、しょっぱく無いのか?レオン」


何だろうこの光景は、とても眩しい。

今日は朝日がとても眩しかった。いや、朝日以上に彼等が眩しくて仕方が無い。
窓から燦々と入る陽が余計にそう見せてるのかも知れないのが、良く見れば全員が物凄い美形であることに今更意識した。
黙々と隣で食べるカイルを一瞥した後に昨日は乙女だと彼には言って拒絶したけど、その考えはひっそりと訂正しよう。


(グッジョブ…ペイントハウス)



***



今日もハードな一日が終わり、夜遅くに私は何時の間にかリビングのソファーでうたた寝をしてしまった。
殆どの意識が夢に引きずり込まれようとしてるが、僅かに耳から聞こえる声に小さく反応するだけだった。



「……――――い、おい…野獣女こんな所で寝るなって」

「ん……むにゃ…」


夢の中で日本で別れたふわふわな白い生き物、それは親戚の家で良く遊んでた人懐っこい目をした犬がぼんやりと見える。


「起きろって、マジで邪魔だから。
……あー……もう、日七風邪引くから起きろってば」

「やっと逢えた…」

「は?」


近付く気配に思わず両手を伸ばして、ぎゅうと首元に抱き付くと犬はビクッと震えた。
可愛いやつめ、とすりすりと頬を寄せれば何だかすべすべとした感触がするのだが、それがやけに気持ちが良い。
それにとても良い匂いがする。すんすんと鼻を動かすと慌てふためくようにもがくが私はしっかりと離さなかった。


「おい、お前離れろよっ、苦しいってば!」

「んー…」


昔良くしていたように、自然と唇を寄せると頬にキスをした。


「!」


頬な筈なのに、妙に柔らかくて生温かい。
ちゅ、と食むように確かめても柔らかく甘いお菓子を食べてる気になってくる。


「ちょ…っ…お前何して…やめ…」

「ん…」

「っ…」


何度も何度も確かめていると、突然強い力でグと体が倒されて唇を柔らかい何かで深く塞がれる感覚がした。
それによって息苦しさを感じて酸素を求めれば、隙間からにゅるりとしたものが私の舌を捕える。
絡まったり、舌を吸われたりするとその蕩けるような感触に私自身がふにゃふにゃになっていく。


「ふ……」

「………はぁ…き、もち……い」


「!」


思わず漏れてしまう、気持ち良さにうっとりもしながらも私にのしかかる犬が妙に重たく感じた。
こんなに重かったっけ。力強く上から抱き締められたら凄く…重いよ。



「重い…」


「……重いよ…ポチ、太郎…」


「は?」


その瞬間ポチ太郎は私の上から勢い良く離れた。
その時出来た勢いのある風によって寒さを感じるとぶるりと震えた私はゆっくりと少しだけ瞼を開けるのだが。


「はれ?……カイル?顔が赤いけど、
タコさんみたい…海へおかえりなさい……ぐー…」


「…………」


再び閉じられる現実の最後に見えたのはカイルが呆然とした顔だった。


「この女…やっぱり最悪だ」


カイルと過ごす2weeks……第3話 へ続く




執筆一言 『朝のリビングで寛ぐ皆が朝日より眩しいと感じたのは日七だけじゃない筈。……1800万は確かガガ様の記録です。そしてドキドキハプニングその1。カイルの唇を…奪…』
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