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カイルと過ごす2weeks……第1話「カイル・ヒューズという名の青年」
Kdg00.gif
カイル・ヒューズ//関係:不明//傾向:甘々//時代:高校生 【視点:ヒロイン】




※セレブと過ごす2weeksイベント設定からなる、夢小説です。


全員で参加する劇の稽古の為に皆とペイントハウスで送る2週間の共同生活が今始まろうとしていた。
そんな中、フレッドに紹介されてやって来た特別講師は同じ歳位の男の子。
「俺はカイル・ヒューズ」と名乗った彼は中央に居た私をじっと見つめた。
私が表情すら変えずに居るのを不思議に思ってるのか、首を傾げれば
生意気そうに両手をポケットに突っ込んで反応を観察するかのようにやがて目を細める。


「…アンタ、俺のこと知らねーの?」


やけに自信たっぷりな物言いに不愉快を感じた私は、視線を反らすこと無く
「知らない」一刀両断するようにぴしゃり、とそう答えた。


だって本当に知らないんだものと眉根を添えると一斉に視線が注がれてるのが解った。
アレックスやアイザックのみならず、マークやレオンさえ驚いた表情を浮かべている。


(そんなに変なこと言ったかな…)


皆の表情宛ら最も驚いたように目を見開いてたのは何より自己紹介したカイル自身だった。


「何だコイツ…」


するとカイルは唖然としながらもまるで面白いものを見るかのように私の顔を繁々見てから、そう言った。



***



早速稽古をするべく大部屋へと移動すれば皆で台本読みを始めると直ぐにカイルの厳しい指導が入る。


「おい、そこの大根!そんなんで本当に表舞台に出るつもりか!」


私は誰のことか台本を持ちながら顔を左右に動かして探すのだが、
カイルはイラッとしたように苛立ちの目を作るとズンズンと真っ直ぐに此方に歩いて来た。
そして丸めた台本で頭をぐりぐりと押し付けるようにして小突かれる。
え?と驚いたように目を開いたのも、また気に食わなかったようだ。



「お前以外に誰が居るんだ?」

「私!?」

「居残り決定な…」



はい、と項垂れるように肩を落しながら返事をすれば、全体練習が終わった皆の帰る背中を一人見送った。
一人になった途端にカイルの指導はさらに厳しさを増したように思える。
腕を組みながら仁王立ちする姿は、まるで威厳を放ちながらスパルタ教育する鬼コーチのようだ。


「もっと優しく教えてくれたっていいのに…」


拗ねるように唇を尖らし思わず漏れた独白にカイルはピクリと反応すると片眉を少し上げた。
両腕を組んだまま、ツイっと顎を上に向けると見下ろすような冷ややかな眼を向ける。


「甘えるな。失敗して大恥かくのはお前なんだぞ?
お前がヘマしようが俺は全然構わねーけどな。指導に手抜いたんじゃないかって思われるのは癪だし」


「それに…幾らド素人集団の劇とは言え人前で見せれるレベルに仕上げるのは当然のことだろ」


「……」



正論を言われてはぐうの音も出ない私は台本を握る手に自然と力が入る。
俯きながら唇を噛むと大人しく言うことを聞こうと…

私は素直に聞こうと…


(……する訳ないだろ!)



ブチ切れた私は、ふんぞり返るように両手を腰に置いてキッパリ言い返す。
ごめんなさい。生まれも育ちも生粋の江戸っ子娘、決して大人しい性分では無いのです。
アメリカに来なければ今も私は下町で生活していたに違いない。


「アンタねえ、コッチは演技もしたこと無ければ台本を読むことさえ初めてなの!
戸惑いの中無理やり連れて来れて、あげく2週間も見知らぬ男達と共同生活しろって?
…私はね……――――乙女なんだよ」



まさか言い返してくるなんて思いもよらなかったのだろう、ポカーンと口を開けて驚いてるカイルにフンと笑ってみた。
最後の乙女発言には相当カチンときたのかハッと馬鹿にした息を吐くと、ビシと指を私に突きつける。



「お前の何処が乙女だよ!この野獣女」

「何処が野獣なのよ」

「行き成りギャーギャー騒ぐからだ」

「女に野獣なんて言葉使うアンタの方が野蛮だよ!」



ウガーと怒りに満ちた獣の様な二つの目は睨み合いながら、カイルが私の両肩を掴みかかると私も負け時に掴まれた両腕に自分の手をかけた。双方引っ張ったり押したりと稚拙のような取っ組み合いは続くが、後にカイルがバッと勢い良く両手を退く。


(か、勝った…)


「ホントに何なんだコイツ…」

「コイツじゃなくて、日七って名前がちゃんとあります!」


二人でゼーゼーとした息をしながら、カイルがジロリと此方を睨むのを怯むこと無く睨み返した。
犬猿の仲になるとは、こういう瞬間から始まるのだろう。


「取り敢えず、そんなに硬い動きじゃ舞台は無理」

「コツが解らないの!」


コツねえ、と後ろ頭を掻いてカイルは考えるように瞼を閉じると盛大な溜息を吐く。
すると直ぐに背を向けて歩き出し置いてあった自分の鞄の前に蹲ると何やらゴソゴソと探した。
それから何かを準備してから、此方に戻る時には黒色のパーカーを羽織りながらやって来る。


「見てろド素人。…人に見せるレベルってのはこうやるんだよ」


ピ、と片手でリモコンを操作すると、CDコンポからアップテンポの音楽が大きく鳴り出した。
カイルはリモコンをタオルの上に放り投げると、着ていたパーカーのフードを片手で摘み目許が隠れる位に深く被ってしまう。


一面鏡で出来た壁に少し目線を上げたフードから覗くカイルと目が合えば思わず身を竦めた。
空気が一変してピリっとした緊張感に包まれたように彼の視線からは一寸の迷いも無い真剣さだけが漂う。
その空気を裂くように音楽に合わせて踊り出すカイルから疾風ように何かを吹き飛ばすパワーがあった。


(凄い…)


華やかな世界がいきなり広がり、そこでカイルが踊ることによって撒き散らされた宝石が目の前でキラキラと輝いてるように見える。
難しいステップを難なくこなし、くるりと回った時に見えた彼の表情は楽しさだけが満ち溢れていた。


人を一瞬で魅了する、そんな言葉が今のカイルにはピッタリだ。


「此処でシャッフルダンス」


きゅきゅ、と床を鳴らすように高速でステップを踏み激しさを増すダンス。
然し音楽と一体化すべく少しの狂いも見せないカイルは軽快にビートを刻んだ。
踊ることが体に染みついていないと、こうまでは踊れないだろう。
それも短期間では無くずっと昔から磨きあげられた賜物のように見えた。



「君…本当に何者なの?」



思わず零れてしまった言葉に、フードを被った儘カイルは勝ち誇ったように口許を緩める。



「…だから、カイル・ヒューズだって」



私はまだ知らなかった。
一つ屋根の下で過ごす彼が、まさか数万人入るアリーナでその踊りで歌声で人々を魅了していることに。


カイルと過ごす2weeks……第2話 へ続く




執筆一言 『セレブと過ごす2weeksイベントの日七バージョンです。一つ屋根の下とあればドキドキハプニングがなきゃいかん!…ともあれヒロインの性格はかなり男勝りですw』

ダンス解説
カイルが踊ってたのはこのダンスです。
Boa の I'll eat you up
黒フード被ってめちゃくちゃカッコイイんですよ!気になる方はユーチューブで検索してみて下さい。

シャッフルダンスとは、早いヒールと足指の動きを特徴とするダンスの一種。
参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=QkIYIxLwpek
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Comment - 4

Thu
2014.10.09

日七

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いいでしょw

カキコ(人´ω`).ア☆.リ。ガ.:ト*・
強気なヒロインは書いてみたかったのですよ!
そしてカイルと喧嘩させてみたかった…。あっちのヒロインは大人しいですからね(・∀・)

Edit | Reply | 
Wed
2014.10.08

さにいち

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うわー!とてもよいです!強い主人公が気持ちよいー!
あのイベ、共同生活感を出しているストーリーが少なくて残念だと思ってました…。

Edit | Reply | 
Wed
2014.10.08

日七

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有難うございます

楽しみにしていただき有難うございます。

執筆活動については別記事にて、または初めにページに記載いたします。何卒ご理解の程宜しくお願いします(´・ω・`)

Edit | Reply | 
Wed
2014.10.08

みな

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アイザックの続きはまだですか?(ノω`*)ノ毎日楽しみにしています!マークとのいちゃいちゃも来ないかなーとドキドキ待っています☆

Edit | Reply | 

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