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失恋記念日……第11話
Mdg00.gif
マーク・ジョーンズ//関係:友達//傾向:切ない 【視点:ヒロイン】




――Saturday


昔、ある人は言いました。


もし誰かを一途に好きになれたら、それはとても幸福なことかも知れない。
愛して、愛されてお互いの気持ちだけをただ純粋にひたすらに真っ直ぐ見詰め合っていけたら
それはとても幸福で、それでいて何よりも幸運なことなんだよ。

そう言ってくれた人は私の恋をずっと近くで見守ってくれました。
一緒に笑って、一緒に喜んで、時々なかなか気持ちを伝えられなくて落ち込んでしまった時は
とても心配そうに寄り添ってくれたのです。

何時もは太陽のように燦々と耀いている瞳なのに
その時ばかりは酷く哀しみの色に染まっていたのを今でも覚えています。


覚えていた筈なのに、その色に隠された本当の意味には気付かなかった。


昨日の激しい雨を全て押し流すように、今日は雲一つ無い青空だった。
澄み渡る綺麗な青が何の曇りも無く見上げた空一面に広がっている。

こんな日なら気分も健やかな筈なのに、私は見上げる気分にもなれず目を伏せて歩いていた。
重い足を引き摺るように一歩、また一歩と授業を受けるべく学校へと向かう。
何かに没頭するには勉強に励めば良い筈なのに、今日に限って授業は午前しか無い。



「マーク!おはよう」



その名前に思わずビクッと肩が震えたように反応してしまうと伏せてた目を上げた。
然し幾ら探しても前には居ない。すると声を掛けた女生徒は片手を振って前方から走って来ては私の横を通り過ぎた。
その女生徒はメアリーじゃないにしても後ろの方で随分と、はしゃいだように話しかけている。


(後ろに居るんだ…)


無意識にぎゅ、と鞄を持つ手に力が入ってしまった。



「ねえ、今日の夜クラブに行くんだ。
マークが来てくれないと盛り上がらないよ、皆凄く待ってるんだから」


「嘘ばっかり…俺が居なくたって何時も盛り上がってるしょ」


女生徒は楽しげな笑い声を上げたが、マークの笑った声は聞こえなかった。
盗み聞きみたいで本当は聞きたく無いのに二人の会話がやけに大きく聞こえてしまうのは、きっと私が耳を欹ててしまってるからだろう。



「流星群が見れるらしいよ?」



突然、女生徒が放った一言に心臓がドキッとしてしまった。
それは流星群を見よう、とマークがつい先日電話で私を誘ってくれた約束ごとだったからだ。
どんな返事をするのか、落ち着かないように待っていると予想もしてない言葉が聞こえてきた。



「解った、行くよ」



まるで初めから何も無かったように、唯一の繋がりだった約束の紐はゆっくりと解かれていく。

もし、人の流れを止めるように今足を止めたなら如何なるのだろう。
何時ものように話かけてくれるのだろうか。

二人の間に流れる波に抗おうとするように佇み、振り返った先には
ケーキを食べてたあの日のような笑顔のマークが居るのだろうか。

それなのに、足を止めようとすればする程に甘い考えだと気付いてしまう。
何故ならもう昨日と今日では何かが大きく変わってしまったのが解ってしまったから。


今までは後ろに居たら必ず一番先に私の隣にやって来て肩を叩いて知らせてくれるマークは目が合うと、ふと優しく微笑んでくれた。


なのに今は、肩を叩かれることも無く二人は一定の距離を空けて歩いている。
その笑顔はずっと変わらないものだと勝手に思っていた。
今こんなに近くに居る彼を、こんなにも遠くに感じてしまうことを一体如何予想出来ただろう。


どうしてこうなってしまったんだろう。


何より一番ショックなのは、マークにかける言葉が一つも見つからなかったことだった。



ぐ、と思わず胸が詰まり居た堪れなくなった私は鞄から携帯を探すフリをして足の速度を緩めた。
昨日のように前を走って行くのは嫌だった、それをしてしまえば深く彼を傷つけそうで怖かったからだ。
だから軽く俯きながら瞼をぎゅ、と瞑り二人が通り過ぎる気配を待つ。


如何して私はこんなにも臆病になってしまったのか。
一体何時から?失恋した時から?……それとも恋をした瞬間から?


暗闇から抜け出すかのように閉じてた瞼をそっと開けると、先程マークに話しかけてた女生徒の後ろ髪が見える。
緩めた速度はやがて止まるようにその場で立ち止まると、私は見えてる景色に違和感を覚えた。



マークが居ない。



もしかして、とゆっくりと振り返ると少し距離が空いた先に彼が佇んでるのが見える。
歩こうともせずにその場で立ってるマークと私は互いに見詰め合いながら、まるで人の流れから止まるようにその場に留まっていた。


その時二人の間を、爽やかな微風が通り過ぎ服や髪を揺らす。


何か言わないと、と唇を開きかけた瞬間に彼の後ろからメアリーが歩いて来るのが見えた。
気持ちを残したまま、唇は紡ぐように閉じてしまうと私の直ぐ隣から見知った声が聞こえる。


「…行きましょ、あんな二人のことなんて見ることないわ」


ブレアが小さく舌打ちするように私の方腕を強引に引っ張りその場から連れて行こうとする。
縺れるように足を動かして歩き出す私と、その場で立ってるマークとの距離が段々と開いていく。

開けば開く程に今の二人の距離を現すかのようで、とても不安になりながら肩越しで振り返ってしまう。

まだ彼はその場にずっと居て矢張り動こうとはしなかった。


「…マーク」


やっと出た言葉はもう届かないのに、名を口にした瞬間互いに見詰め合った時の表情が目に浮かぶ。



マークは、ふ、と口許だけで微笑んでくれた。

何時もの変わらない笑顔だと思ったけど、それはきっと違う。
向けられた瞳は、あの日見た時と同じように酷く哀しみの色に染まっていたからだ。


それもきっと違う。あの日だけじゃない。
思えばずっと前から私が恋をしてる時に何度も垣間見えていた。
それなのに、私は何一つその意味さえ気付かなかった。


あんなに近くで見えていたのに。


失恋記念日……第12話 へ続く




執筆一言 『自分の気持ちは変えられても、人の気持ちは自分には如何する事も出来ない。何が間違いで何が正しかった何て誰にも解らない、みたいな』
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Comment - 2

Thu
2014.10.02

日七

URL

(人´ω`).ア☆.リ。ガ.:ト*・

ユウさん始めまして!カキコ有難うございます!!
読み耽って頂いたとあって恐縮です。(*´ω`*)

失恋記念日は一気に書こうと思いますので最終話まで見守って頂けたら!w 毎日お待ちしてますよ(・∀・)

マーク18禁要望承りましたw

Edit | Reply | 
Wed
2014.10.01

ユウ

URL

No title

はじめまして!
GGファンでたまたまたどり着いたのですが、読みふけってしまいました!(笑)
マーク、、せつなすぎます(;_;)/~~~最後はハッピーエンドですよね、ね?笑 
続きがきになりすぎて。。これから毎日来させてもらいます!笑 応援してます★マークの18きんも楽しみにしてます♪(笑)

Edit | Reply | 

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