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失恋記念日……第9話
Mdg00.gif
マーク・ジョーンズ//関係:友達//傾向:切ない 【視点:マーク】




――Friday


『マークの彼女』と嘘を書かれる何て別に初めてのことじゃ無い。
写真を撮られるには慣れてた日常。そんな出来事すら微動だにしない俺はあえて周りに『違うよ』と逐一言うのは何処か億劫になっていた。
嘘の彼女でも構わないと泣きついてきた女の子も中には居たんだけど、そこから始まる恋何て所詮『まやかし』でしか無いんだ。
そこに真実があるとしたら、きっとそれは本当の俺じゃない。
俺の彼女という肩書だけに憧れる、それは恋に恋してるだけなんだよ。
だから今回だって、きっと俺が何も言わなくたって日々が過ぎれば噂何て皆忘れてしまう。
そうして忘れられた頃に俺は再び同じように誤解されながら、またその繰り返しになって。
けれど俺にとってはそれが本来望むべく、規則正しい歯車の動きだったんだ。


その歯車は今回もゆっくりと回り始めたらしい…――――



金曜日、今朝から酷い雨だった。
雨音が屋根やアスファルトに激しく叩きつけるように、街全体を白い靄のように包んでいる。
それは午前から午後に変わっても空の天気は晴れる様子が全く無くて
俺は机に片方の肘を置いて頬杖しながら、ぼんやりと窓の外を見ながら授業を受けていた。
席が後ろだったことが幸いして先生に注意されることは一度も無い。

そわそわする気持ちとやけに冷静な自分が交差しながらも終業時間をじっと待った。
授業が終わったら、真っ先に日七の元に行こうと決めていたからだ。

昨日は何度電話してもメールしても彼女から返事が戻ってくることは無かった。
もし、繋がった所で俺は一体何を言うつもりだったんだろう。
あれは嘘だよ、違うよ、と言った所で電話を通して何て彼女の顔色が見え無いのなら意味が無い。
それは逆に大きな不安を感じてしまう筈だから。
俺は何を言ったらいいんだろう。時間が経てば経つ程に解らなくなってくる。

こんな風にゴシップされた後のこと何て考えることも無かった俺は、きっと内心酷く動揺してる。


日七……)


何度心の中で呼んだだろう名前と顔が、窓の外で激しく降る雨と重なった。



***



終わったと緩んだ糸のように肩の力が抜けた教室の皆が一気に賑やかになる最中、急いで帰る支度をした俺は教室を一番先に飛び出る。
帰る生徒の狭間を、ごめんと言いながら押し抜けるようにして急ぐ足を止めないでいると校舎の出入り口の屋根下でポツーンと立ってる女生徒と目が合った。


「メアリー…」


俺を見つけた彼女は途端に破顔するように駆け寄って来る。
逢えて良かったとほっとするメアリーはきっと俺が出てくるのを待って居たんだろう。


「あのゴシップのことなんだけど…」

「マーク」


何時ものように、「お互い気にしないでいよう」と伝えようとした俺を制するようにメアリーは俺の名を呼んだ。
他の生徒が俺達を通り過ぎながら必ず見てくるのが解ったんだけど、それを気にせず俺は彼女の言葉を待った。


「私、誤解されてても良いんだ。本気でマークが好きだから」


真っ直ぐに見詰められると、その瞳からメアリーの真剣な気持ちを直に感じた。
自分の気持ちには揺るがない絶対的な自信と、相手を自分のものにしようとする強い欲求。
瞬きすらその隙を見て距離を縮めてくる彼女は俺の方腕に自分の腕を絡めてくる。

密着するように押し付けてくるメアリーの体を離そうと肩を掴むけど、彼女が見上げるタイミングで思いの外に顔同士が近いことに気付いた。


「…これも撮られちゃえばいいんだよ」


悪戯な笑みを見せるメアリーは背伸びをして口付けするような素振りで唇を近づけきた。
瞬間、彼女の気持ちから背けてしまうように顔を動かしたが、その視線の先で此方を見ている気配に不図気付くと俺は目を見開く。
視界に飛び込んできた日七が矢張り驚いたような目を向けて俺達を見て居たからだ。


日七!」


思わず大きな声で呼んでしまうと、辺りが静まるように皆が一斉に俺を見た。
その声にメアリーが反応するように日七を一度見ると唇の距離は離すのだが依然として腕に絡む手を解こうとしない。
日七は呆然としていたが、ハッと気付いたように慌てて傘を開くと走って行ってしまった。


(今のはまずい、…話さないと絶対に誤解が解けない)


「メアリー、俺は誰に何を言われても気にしないよ…――――」


その後に続く言葉を激しい雨に掻き消されるように言いながら、メアリーの体を押して日七を追うように走り出した。


失恋記念日……第10話 へ続く




執筆一言 『次は史上最高に切ないです…』
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