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失恋記念日……第8話
Mdg00.gif
マーク・ジョーンズ//関係:友達//傾向:切ない 【視点:ヒロイン】




――Thursday


昨日の夜、美味しかったケーキの味を思い出しながらベットに座った私の携帯が鳴った。
表示を見るとマークの名が浮かんでる。私は通話ボタンを押すと耳に携帯を押しあて声を出した。


「…マーク?どうしたの?」

『ごめんね、もう眠りそうだったかな』


マークの声音は電話の向こう側で気遣うように聞こえてくる。
此方の動きは見られてる訳でも無いのに無意識に顔を左右に振ってしまった私は笑みを作った。


「大丈夫、今ケーキ美味しかったな…って思い出してた所」

『………』

「…マーク?」

一瞬の間を置いて何処かホッとしたように小さく息を吐いたマークは、小さく笑う。


『いや、俺も同じ事考えてたなと思って』

「そっか。私達結構食いしん坊なのかもね」


一緒になって笑う私達。電話を挟んで、はしゃぐような声を重ねるのが何処かくすぐったい。
私はそんな気持ちを落ち着かせる為に改めて用件を聞くことにする。


『実は、週末に流星群が見れるらしいんだ』

「流星群?……へえ。凄いね!」


『うん、一緒に見ようよ』

「私と?」


自然な流れで誘われてしまうと、何処か心が落ち着かなくなってしまう。
然しマークは友達なのだから変に躊躇うのも違う気がして私は即答でいいよ、と返した。


『良かったー…断られたらどうしようってちょっとドキドキしてたんだよね。頑張って誘って良かった』

「頑張って、って?」

『あ! き、気にしないで!それじゃ、おやすみ!』


慌てたように切られた携帯を耳からゆっくりと離すと、首を傾げて微苦笑した。


(どうしたんだろう…そんなに慌てて切らなくても…)


然し意味を詮索せずベットに寝転がると枕に頭を沈めて瞼を閉じる。
今日は夢さえも甘く見れる予感がして、そのまま眠りに意識を落していった。



***



今日は学校がやけに騒がしかった。
この感じはゴシップガールが賑わう喧騒と良く似ていたが、行き交う人々は私には注目して居ない。
だとしたら他のメンバーのゴシップだろうか。私は自分に入らなかったゴシップメールに疑問を感じると携帯を手に持ち確認しようとする。すると、そこで電源が落ちてることに今気が付いた。


「あ…寝る時に電源落して、そのままにしちゃってたんだ」

電源ボタンを押そうとすると、セリーナとブレアに背後から声を掛けられた。


日七!」



携帯を握った儘に振り返ると近付いた二人の顔色が何時もとは何処か違う。
二人して眉を寄せて心配という言葉に合うような雰囲気で此方を見ていた。


「どうしたの?二人してそんな顔して」

日七……アンタ知ってたの?」

「知ってたって……何が…?」



珍しくブレアが気遣うように聞いてくるのだから、私も流石に眉を寄せてしまう。
一体何が起きてるというのだろうか、鸚鵡返しで聞いてくる私にイラついたようにブレアは自分の携帯をズイと目の前で見せた。

「え…」



携帯を覗き込むと、それはゴシップガールだった。
マークの腕に片腕を絡めるようにして一緒に歩く女の人が写っている。
親密そうに見えたのは二人がとても楽しそうに笑っているからだろう。
その女性は私と同じ制服を着ているのだから、同じ学校の人ということだ。

ゴシップガールの文には 「Mに新恋人発覚」と書いてあった。


然し私が最も驚いた所はそこでは無い。
何故なら二人が入ろうとしている店は、昨日私達が入ったあの喫茶店だったからだ。


「……これ…」


どうして?何故?


など、彼女でも無い私が思ってしまうのは可笑しいのかも知れない。
ただ裏切られた訳でも無いのに足元から血の気が引くような感覚がするのは紛れもない事実だった。
私は何かに耐えるように足に力を入れて地に踏ん張る。
まるで昨日食べたケーキの甘さが一瞬にして苦みに変わったように、言い知れない淀んだ感情が胸に広がり気分が優れなくなった。


「ごめん、私にも解らないや…。
マーク一言も教えてくれなかったし」


作り笑顔を浮かべるとセリーナとブレアが顔を見合す。
私は何とか地から足を離すと、居ても経っても居られずその場から立ち去った。


『ゴシップガールなんて気にしなくていいよ』


前に言われた言葉が不図蘇る。
人の噂は信用ならない上にゴシップガールは大半が間違った情報が多い。
マークの言葉通りかも知れない。


けれど、私はある一つの疑念が頭の中で警告のように響いていた。



***



マークに真相を聞くべく再び携帯を握り締めると人だかりが出来ているのに気付く。
近付くと、彼と一緒に写っていた女生徒が中心に居た。
マークのファンに攻撃でもされているかと思いきや、照れ臭そうに肩を竦めて微笑んでいるのだから私は違和感を覚えてしまう。
息を詰めて耳を欹てると、おめでとう、とか、良かったね、とか周りの友達から祝福されているかのような言葉が聞こえてきた。


(どういうことなんだろう…)


呆然と見ていると、頭上でチャイムが鳴った。
それを合図とばかりに人だかりは足早に散って行くと、中心に残された女生徒が私の視線に気付く。
写真に写っていた女生徒は、スレンダーなスタイルと赤髪を肩まで伸ばした綺麗な人だった。
動揺を隠せない私とは反対に落ち着いた様子で真っ直ぐに見据えられると此方にゆっくりと歩いて来る。


「…私、マークの事が本気で好きなの」


「!」


「写真の通りだから、もう私達の事邪魔しないで欲しい」


射抜くような視線が胸のど真ん中に深く突き刺さったように、それは疑念が確信に変わった瞬間でもあった。
その時、二人の空気を割るようにして背後で女生徒を呼ぶ声が聞こえる。


「メアリー。チャイム鳴ったよ!」

「ごめん、今行く」


(メアリー…)


私の記憶が先日の出来事を引き戻すように、メアリーという名前に聞き覚えがあることに気が付いた。
DVD鑑賞をする為にマークの家に向かう途中で電話をしていた相手だ。
肩を掠める位にすれ違ったメアリーの背中を呆然と見送ると、私は暫くその場から動け無いで居た。


(メアリーが…マークを好き)


私が最も打ちのめされたのは、彼女がマークを本気で好きな気持ちだった。
人が人を好きになるのは自然なことなのに、今の私は彼女の気持ちを目の前にすると如何しても萎縮してしまう。
マークに甘えてしまうことで彼女を傷つけてしまう気がしたからなのか。


違う。


きっと私は失恋という言葉で自分の弱さに甘え、ただ私自身が一番傷つくことを恐れていたんだ。


失恋記念日……第9話 へ続く




執筆一言 『えぐいライバル登場ですみません…。この作品でGG夢小説は50Pになりました!』
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Comment - 2

Fri
2014.09.26

日七

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有難う!!

カキコ有難う ((ヾ(。・ω・)ノ☆゚+.ァリガトゥ
GGにはライバルが付き物と考えてる日七であります!
然しえぐいw 自分で書いておきながらえぐいと思った。

楽しみにしてくれて(人´ω`).ア☆.リ。ガ.:ト*・

Edit | Reply | 
Fri
2014.09.26

ミシェル

URL

No title

失恋記念日の更新ずっと待っていました!!!
いつか電話のメアリーがでてくるとは思いましたが、思いの外えぐいライバルの登場に、これからの展開が楽しみです♪

Edit | Reply | 

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