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蒼い月と一緒に抱かれた夜……2話
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レオン・グッドナー//関係:恋人//傾向:甘々//時代:高校生 【視点:ヒロイン】



レオンに連れて来られた場所は、一面硝子張りで囲まれた室内プールだった。
照明が無くとも硝子から注ぎ込まれる月光は辺りを淡く照らしており、水面はその光を吸収するかのようにキラキラと耀いていた。
何よりプール全体が蒼く見えるのはプールの底にライトが設置されてるからだとレオンが説明してくれる。


「……凄い綺麗…」


その光景を目の前にすると思わず息を呑んでしまった。
機械が作り出す光と自然が生み出す光がその一箇所で混ざると、まるで幻想的に創られた景色のようだ。
それは一時魅せる儚い夢にも似て、私は頭が惚けたように暫し辺りを見詰めてしまう。


「月が見える時は本当に綺麗なんだ…此処。
日七に見せたくて、誘ったのもその一つの理由」

「一つの…理由?」

「うん」



レオンの綺麗な瞳で真っ直ぐに見つめられると段々と胸が苦しくなってしまう。
その理由って何、と聞こうとした瞬間私の視界が不図何かで翳った。

思わず興味に引かれて頭上を見上げると硝子の天井に鳥が見える。
チラチラと飛び立つ鳥の影。その背面で月が大きく見えると、私はふらりと追いかけるように足を踏み出した。



日七!」


「え?」



バシャーン!



次の瞬間気付けば、そこは空気の無い水色の世界だった。
ゴボゴボと口から吐き出すのはシャボン玉に似た丸い気泡、それと同時に目を開けると地面に埋め込まれたライトが見えた。
そのユラユラと滲む光は無色透明な水に溶けるように広がり、見る者全てに怖いくらいな美しさを見せる。


私が浮上する前にドボンと落下するような音が水中から歪んで聞こえると直ぐに私の手首が掴まれた。
水の無重力の狭間から私を助けようと飛び込んできたレオンが目の前に居る。



(レオン……)



こんな状況なのに落ち着いていられるのは、矢張り彼が側に居てくれるからなのか。
髪や服が水で揺らいでいる最中互いの手を取ると、決して離れないように指同士を絡めれば一緒に水面から顔を出す。



「…ぷは…っ……レオン!」



飛沫を上げて酸素を求めるように呼吸をすると、私の言葉に反応するように続いて彼も水面から頭を出す。
ほっと息を零したと同時にレオンは私に詰め寄ると直ぐに両手でペタペタと身体のあちこちを確認するように触った。



「何処も打って無いか?」


瞳と言葉に大きな心配を滲ませる彼に、慌てて顔を振る。



「だ、大丈夫!…助けてくれて有難う。
それと…ごめんなさい。足踏み外しちゃって…私…」


「……心臓が…止まるかと思った…」



何処も怪我無いことが解るとレオンは途端に全身から力が抜けるように息を吐いた。
心底安心したような瞳を向けながら、片手を伸ばすと濡れた私の頬をそっと撫でる。


「ふ……」


日七?」




急に小さく噴出した私にレオンが困惑したように眉を寄せる。
身を丸くして肩を震わせて笑いの衝動を耐えると彼は小首を傾げた後、一体どうした、と言わんばかりの瞳を細める。



「ごめん、プールに落ちた何て初めての経験だったから」

「こんなこと経験してどうする…」


「そうだね。あー…吃驚した……
私は初めてだけど、レオンは初めてじゃないよね」


「そう……だったか?」



私は彼と初めて出会った時を思い出した。
誰かを庇ってプールに落ちた彼はその後何事も無かったかのように平然としてたっけ。
思い出話をレオンにも聞かせるとますます彼は困惑するように視線を外す。



「でも今は違う…。
知らない人でも無い…日七は俺の恋人だ」


「俺の大事な……日七だったから夢中で助けた。
それに怪我でもしたら…そう思ったら心臓止まる程心配したんだ」


「ごめんなさい…」



笑みをゆっくりと引っ込めると視線を外した儘答えるレオンをゆっくりと抱き締めた。
髪先から滴れ落ちる水や濡れた服から互いの体温を感じる。




日七…」

「レオン……私のこと…愛して…る?」




初めて彼に聞いた言葉だった。
表情を見なくてもきっとレオンは驚いてるに違いない。
気恥ずかしさも滲み思わす声が震えてしまった私をレオンは優しく包むように抱き締めてくれる。



「愛してるよ……」



強く抱き締められることで彼の頭が私の肩口に埋まると、もう一度甘く囁いてくれた。



「世界で一番……愛してる……」




感情が溢れて涙が出そうな私もまた深く彼を愛していた。
言葉の代わりに強く強く、抱き締める腕に力を篭めるとレオンの体が少し強張る。


日七…」


「うん……?」



「…日七が、欲しい…」



痛いくらいに伝わるレオンの気持ちが私を熱くした。
言葉の意味が解る私は瞼をゆっくり閉じると小さく頷く。

プールの中心で抱き締め合いながら気持ちを言葉に込めて私も告げた。


「…いいよ。私もレオンが欲しいから…もう、止めなくてもいいよ…」


見上げると夜空に月が輝いている。
滲んで見えたのは私が零した涙の所為だった。


蒼い月と一緒に抱かれた夜……3話 へ続く




執筆一言 『次はレオン視点の18禁になります。…夜のプールとレオンって凄い綺麗で合ってる』
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