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蒼い月と一緒に抱かれた夜……1話
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レオン・グッドナー//関係:恋人//傾向:甘々//時代:高校生 【視点:ヒロイン】



避暑地にレオンの別荘へ招待された私はリムジンの中で流れる景色を見ていた。
街並みから青々と茂る緑が広がり始めると、もう直ぐだからと彼は隣で伝えてくる。
辿り着くとそこは自然の中にポツリと置かれたような真っ白な高級邸宅だった。

リムジンから降りると思わず見惚れてしまいそうになる立派な外観に暫し見上げてしまうも、私は後ろから歩いて来るレオンに慌てて視線を戻す。


「レオン凄いね!私こんな凄い別荘来たことも無いよ」

「俺は特別凄く無い…。この別荘は親が建てたもんだし」


「ふふ、そうだね」


レオンらしい言い方に思わず笑顔を零すと、彼はそんな私の表情を見てから口許を緩めた。
それから行こうと、手平を見せられると差し出した手を握られ引かれるようにして中へと入った。

玄関からして広々とした空間が広がり、内装も白を基調した清潔感漂う爽やかな空気を感じる。
見ればインタリアもどれも高級そうなものばかりで私は座ることもせずにウロウロとしてしまった。
そんな落ち着かない様子の私を面白いものでも見るかのようにソファでゆったりと座るレオンは手招きする。


「…日七。こっちに来て」

「うん…」


彼の隣へと静かに腰を下すと不意に両手を伸ばしたレオンに横から抱き締められた。
胸にすっぽりと頭を抱えられるよう引寄せられると、ゆったりとした動作で背中を優しく撫でられる。
耳や頬に布越しから伝わるレオンの体温に段々と絆されるように緊張感が抜けていくのが解った。


「レオン…の体温って凄く落ち着く」

「………。俺はその逆だけどな…」


「え?」



ポツリと独り言のような声音で落された言葉は上手く拾うことが出来ずに私は顔を上げて聞き返すのだが
然しレオンは少しばかり眉根に皺を刻むとプイ、と視線を外してしまう。
彼は普段から余り感情を表には出さない人で、だからこそ内に秘めている思いに私はなかなか気付けない事が多い。
それ以上追及して良いのか如何か迷って居たのが顔に浮かんでしまったのだろう。
レオンは温かい両手で私の頬を挟むように包むと真っ直ぐに瞳を向けた。


「嫌だとかじゃなくて…
日七が引くんじゃないかと思うと躊躇うんだけど…」

「うん?」


日七の体温を感じる程に、もっと…もっと
触れたくなる。そんな自分を止められなくなりそうで落ち着かないって意味…」



彼を静かに見詰めていると、その澄んだ瞳の色が身体の内側から段々と広がるようだ。
レオンの色に染まっていく私は、その浸透する感情に息が苦しくなる位に胸が切なく痛みを感じるようになる。



どうして、私はこんなにも彼が愛しいのだろう。
その形が無い感情でさえも、彼に繋がる理由になれば幸福で心が満たされる。
好きという強い想いを感じた瞬間には両手を伸ばして彼の首元に抱き付いていた。



「躊躇わなくても良いんだよ…
私はそんな風に思うレオンも大好き…」

日七…」


ゆっくりと彼の両腕が背中に回ると、ぎゅ、と強く抱き締められる。
言葉は無くても伝わってくる鼓動と体温が全身から伝染するように互いの気持ちを確かめ合う。
それはとても心地が良い瞬間だった。
その刹那を恋い焦がれるように私は何時だってレオンに心酔している。

少し互いの身体を離すとその隙間を再び埋めるように二つの影が重なった。
どちらとも顔を寄せた後、唇に柔らかい感触が伝わるのはレオンと私が口付けしているからだ。
それは時に優しく啄むように、時に求め合うように深く唇を食む。



「……っ、これ以上すると、本当に止まらなくなる」



レオンは身体ごと離しながら抱き締めた私を解くと、何処か苦しそうに目を伏せてしまう。
勢いだって何だって全てを捧げる気持ちは何時だって出来ている。
然し今はこれ以上望み過ぎないように私は唇に笑みを浮かべると、そうだねと呟いた。



***



私は大きな冷蔵庫を開けると、しっかりと食材が置いてあることに驚いていた。
何でも少し前にレオン以外の家族で来たそうで、その時にこの後利用する彼の為に食材を多く置いていったらしい。

デリバリーしようか、と聞いてくるレオンに顔を左右に振ると夕食作りの為にキッチンへと立つ。
何時も我が家で夕飯を作る時とは違う風景なのは隣に居るのがパパでは無くレオンだということ。


「レオン、そんなに厚く切ったら身が少なくなっちゃうよ」

「……ごめん」


器用そうに見えて実は料理は不得意らしく、覚束無い手で包丁を握る姿は実に不慣れそのものだった。
当の本人は眉根に少しばかりの皺を刻みながらも真剣に野菜の皮を切っていく。


(一生懸命切ってる……何だか可愛いな)


私は、その様子すら微笑ましく感じてしまい思わずクスクスと笑うと目許を緩めてしまった。
すると此方の視線に気付いた彼が作業する手を止めてチラリと見ると、不安そうに瞳を揺らしながらポソリと告げる。

「やっぱり俺の切り方変…か?」

「ううん、違うの。一生懸命なレオンって良いなって思って」

何だよそれ、と何処か気恥ずかしそうに視線を外すとレオンは再び前を向いてチマチマと野菜を切った。
私は矢張り笑みを引込められず満面な笑顔でにっこりと微笑む。

暫く無言で作業をしていてもトン、と私の二の腕と彼の腕が触れる距離の短さは、私の心を穏やかにしていた。
何時だってそうだ。彼と一緒に居る時間は何処に居たって安らぎを感じられる。

そして漸く二人で用意した夕ご飯はなかなかの量が出来てしまったのは
結局レオンは没頭し過ぎてしまい、私が目を離した時には既に多くの野菜が切られていた所為だ。


「こんなに沢山の野菜が入ったスープ何て贅沢だね」

「………俺があんなに切ってしまったから…」

「大丈夫!栄養満点で良いじゃない」


テーブルで食べてた夕食の最中、スプーンで野菜がゴロゴロ入ったスープを掬って明るく言う。
気にしてたレオンの為の言葉だったが彼はそれよりも私の表情を見てはふ、と頬を緩めてくれた。
それから他愛無い会話をしながら和やかに夕食を食べ終えた私達は後片付けを終えるとリビングのソファでまったりと座る。



「……良い場所って?」


温かい珈琲を飲みながら、レオンが今言った意味を興味気に聞き返す私に
感情が読めないクールな表情の彼は小さく頷いた。

「今は内緒…。一緒に来れば解る」

「あ、レオン!」

カップをテーブルへと置いた瞬間にレオンはソファから立ち上がると、私の手を握り案内するように歩き出した。


蒼い月と一緒に抱かれた夜……2話 へ続く




執筆一言 『その名の通りの18禁になります。彼ぴったりな幻想的になれるように執筆します。
レオン9月祝誕生日と1万HIT御礼作品になります』
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