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夢の中の家族:マーク編……前編
Mdg00.gif
マーク・ジョーンズ//関係:家族//傾向:ほのぼの//時代:未来 【視点:ヒロイン】




ソファでうたた寝をしていると、まるで海の底に落ちていくように深い深い眠りに入っていく――――
誰かに呼ばれているような、そんなうろ覚えな声を頼りにゆっくりゆっくり落ちていった。




「マ……」


「……マ………」



誰かが私を呼んでいる。
服を掴まれて揺すられると段々と覚醒するように重い瞼を開けていった。
するとマークが顔を覗き込むようにして見ていた。
然し、良く見ると随分幼く見える。顔は小さく頬は丸く瞳はくりっと大きくパチパチと瞬きしている。



「ママ!」

「え……?」



ハッキリ聞こえた可愛らしい声の人物は、マークそっくりの小さな男の子だった。
4歳位だろうか、その小さな両手で私の服を掴むと眉を寄せてゆさゆさ揺する。
マジマジと観察しても整った顔の作りや髪色、ぴょんと毛先が跳ねた髪型はマークそのものだった。
唯一違う所は瞳の色が私と同じな所。そして何故か男の子を初めて見た気がしないのは、
マークが見せてくれたアルバムから彼の子供時代を知っていた所為なのか。


(本当にマークそっくりな男の子…)



「パパと一緒にホットケーキ作ったんだよ!早く食べよ」

「パパって?」



無理やり手を引かれてソファから起き上がると、キッチンへと引っ張られながら歩いた。
すると見知った後ろ姿が視界に入ると自然と頬が緩み今度こそ私は彼の名をハッキリと呼んだ。


「マーク!」

「あ、日七もう起きたんだ?」



振り向いたマークの明るい笑顔に心底ほっとしてしまうのも束の間
私の知る彼とは少し違和感を感じてしまうのは何故だろう。


男の子は引いてた手を離すとマークの隣に走って行った。
すると二人してにこっ、とした笑顔を浮かべるとハイタッチを交わす。
キッチンからはホットケーキの甘い匂いがする中、二人は再び背を向けて準備を続けた。
大きいマークと小さいマークが並んで居る姿を見れば自然と愛しさが込み上げてくる。

マークはフライパンからふんわり焼けたホットケーキを皿に移し、
男の子はボウルを片手で持ってカシャカシャと泡立て器で生クリームを作っていた。


「見て、パパ。僕こーんなに沢山のクリーム出来たよ!」

「ホントだ!凄いなあ…パパもこーんなにふわふわなホットケーキ焼けたよ」



二人して見せ合いっこしている姿に微笑ましさが込み上げて私はくす、と笑みを浮かべてしまう。
それから私も手伝いに加わるとダイニングテーブルでホットケーキを食べるべく、皆で両手を合わせて頂きますと言った。
重ねられたホットケーキの上に生クリームをたっぷり乗せてチョコレートを注ぐと本当に美味しそうだ。


「これ食べたら公園であの撮影するんだよね」

「あの撮影って何?」


私が訪ねると男の子は口の周りにクリームが付いた儘、首を傾げた後何か言おうと口を開く。
然し慌てた様子で横からマークが口を挟んだ。


「せ、成長を残す為の撮影だよ!……な?」

「え?ママの……」

「…こら、バラしちゃ駄目だってば」


最後の言葉は男の子に顔を寄せて内緒話のように声のトーンを落したマークは、しーと人差し指を自分の口の前で立てる。
男の子も肩を竦めると真似するように口の前で人差し指を立てた。


「?」


如何やら私が入れない二人の秘密ごとがあるようだ。
そんなやりとりに、それ以上は聞かない代わりにホットケーキを口に運んでおいた。



***



出掛ける準備を終えると、玄関で靴を履き終えた私の腕を小さな両腕で絡めるようにして引っ張られる。


「ママの手は僕が握ってる」

「ふふ、有難う」


微笑みかけると、男の子はとても嬉しそうに、ふにゃりと笑った。
その太陽のような笑顔にはマークの面影がハッキリと映っており、この子は改めてマークの子供何だろうなと思う。
そうしてママと呼ばれる私は、もしかしたら…。

男の子は両腕を解いて変わりに片手で繋ぎ直すと、もう反対の手でキャップ付きの帽子を被る。



「いーの。だってママは僕のお嫁さんだもん」

「…お嫁さん?」


「うん!ママのこと大好きだから、僕のお嫁さんにするの」


(なんて可愛いんだろう…)



純粋な気持ちに満ち溢れてるかのように、煌びやかな瞳で見上げられた私は
思わず頷きかけた所で背後から荷物を抱えたマークが割って入る。



「駄目だって、何時も言ってるだろ?
ママはパパのお嫁さんなんだから」


「だーめっ!ママは僕のなの!」

「僕のじゃない。ママはパパのお嫁さんなの」



「僕の!」

「パパの!」



「い、いたた…」


気付けば私の両手は左右に引っ張られるように広げられていた。
右は男の子、左はマーク。双方離せ引っ張れだの本気で張り合ってる。
玄関先で何をやってるのか、埒が明かないと踏んだ私はぴしゃりと二人に叱った。


「二人ともいい加減にしなさい!」

「!」 


驚く表情すら親子宛らそっくりな二人は然も同じタイミングで、しゅんと肩を落すと
「ごめんなさい」と同時に手を離した。


夢の中の家族:マーク編……後編 へ続く




執筆一言 『小さいマーク可愛いだろうな。ああ…可愛い。ママの取り合いっこは外せませんでした』
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