スポンサーサイト
  •  --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪
彼女から誘う真夏な夜の誕生日……最終話
Fdg00.gif
フレッド・カーター//関係:恋人//傾向:甘々//時代:大学生 【視点:ヒロイン】 




カーテンの隙間から漏れる柔らかい陽が目許を照らすとピクリと反応する。
もそり、と横向きな体を動かそうとするも何故かそれが出来ない。
確認すべく重たい瞼をそっと開けると、視界いっぱいに肌色が見えた。
一瞬置いてから段々と状況を把握すると、その見える胸板に片手を置いて頬を寄せる。

頭上からはフレッドのすやすやと安らかな寝息が聞こえる中、
動けなかった理由は私を抱き締めるようにして、彼が深く眠っていたからだ。

耳を澄ますとトクン、トクンと命を刻む心臓の音が聞こえた。


(なんて温かいんだろう…)


人肌がこんなに心地良いものだと思わなかった。
吸いつくような肌の質感に柔らかい温もりが重なると、本当に気持ちが良かった。
愛しい人の寝顔を間近くで見詰めながら、その端正な顔立ちをじっくりと観察してしまう。
意外に睫毛が長いとか薄く開く唇が色っぽいとか。髪の毛の質感や頬の感触を伸ばした片手で思わず触ってしまった。


「ん……」


声が聞こえて慌てて手を引込めるも、身じろぐように、きゅ、と瞼を固く閉じたフレッドは直ぐに眠りに落ちた。
暫くじっと見るだけで居たが起こさないように腕を解くと、静かに上半身を起こす。
ベットから降りようと爪先を床に置いた所で、突然手首を掴まれたのだから驚いて振り返った。



「ん…日七…」

「ごめん、起こしちゃった?」


「まだ…行かないで……」



寝ぼけたような声なのに、力強く引っ張られると途端にベットに逆戻りになった私をフレッドは包むようにして抱き締める。
小さく頷くと甘えるようにフレッドの背中に両手を回すと、ある箇所で指に伝わる傷跡に小さく息を吐いた。
そこに触れたことで再び起き上がると心配そうに眉尻を下げて謝る。



「この傷……私が引っ掻いた痕だよね。ごめん、痛かったでしょう…」

「気にしないでいいよ。…日七こそ、体辛く無い?」


「…わ、私は……大丈夫…」



一つに繋がれることで生まれる痛みなら、きっと何度だって耐えられる。
抱かれることで知った、ぶつけられる激しい愛。それをフレッドから与えられるならこんなにも幸福なことは無い。
良かった、と安心するように囁いたフレッドは私の背を撫でながら包むように抱き締めてくれると瞼を閉じた。
まだ早朝とあって微睡む二人は抱き合いながらその儘少し眠ってしまう。


(もう朝だけど……フレッドの夢見れたらいいな…)



***



ピチョーン…



遅めに起きた私は風呂の湯に浸っていた。
両脚を丸めるようにして体育座りをしながら天井から落ちる水滴を見上げる。
人は一線を越えるとこうも全てを曝け出せるものなのだろうか。

そう思う理由は、今私の後ろで一緒の湯に浸かる人が居るからだ。


「あ……日七の此処、ほくろあるよ」

「え、ほんと?知らなかった。背中だと見えないから」

「ほくろ何て…素肌じっくり見る機会無いと発見出来ないからな…」


(信じられない…私今フレッドと一緒にお風呂入ってる…)


言われた言葉に昨日の出来事を如何しても重ねてしまう。
逆上せそうになる現実に頬が赤くなると、パシャリと両手で湯を掬い顔に掛けた。
フレッドは指でほくろをツンと押すと発見が余程嬉しかったのか表情いっぱいに笑顔を作った。
湯を揺らしながら彼は私の背中ごと抱き締めるようにして肩口に顎を乗せると礼を言う。


「誕生日プレゼント本当に有難う。
あのネクタイピンは大事に使わせて貰うから」

「うん。フレッドに似合う物が見つかって良かった」


昨日は渡す余裕が無かったので、起きた時に用意してあったプレゼントを渡そうと決めていた。
彼はラッピングされた箱をマジマジと見ると、驚いたように目を丸くしたがそれも直ぐ、本当に嬉しそうに顔を綻ばせた。
大事そうに受け取ってくれた彼の表情は今でも目に焼き付いている。



「二つも貰えて…俺は本当に幸せ者だと感じたよ」


「二つ?」


「一つはネクタイピンでしょ。
……もう一つは日七自身」


「!」


「昨日の日七本当に可愛かった…」



「……フレッド……」


「ん……?」



恥かしくも捻るように体を向けるとフレッドを見上げる。
何?と優しい声音で彼は顔を寄せると額を寄せた。
私は湯の中で握ってた手を持ち上げると頬に添える。



「……誕生日、おめでとうフレッド…。
今日も私を貰って下さい…」



そう言いながら今度は自分から彼の唇を深く奪った。
来年も再来年もずっと未来が続く限り彼の誕生日を祝福したい。
純粋に願いながらも、唇は裏腹に彼の熱を求めるように初めて自分から誘うようなキスをした。


END

Presented by HINANA
Thanks for reading to the end.



執筆一言 『フレッド祝誕生日ストーリーでした。最後は幸せいっぱいに出来たことに大変満足です。ここまで読んでくれた方有難う』
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪

Comment - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。