スポンサーサイト
  •  --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪
彼女から誘う真夏な夜の誕生日……第5話
Fdg00.gif
フレッド・カーター//関係:恋人//傾向:甘々//時代:大学生 【視点:ヒロイン】




店前にタクシーを停めると料金を払って直ぐに飛び出した。
駐車場を見るとフレッドの車の後部座席のドアを開けて今まさにケイシーが乗り込もうとしていた。
フレッドはそんな彼女の背中に手を添えている。


「待って!」


静けさが漂う駐車場に自分でも驚く程に大きな声が出てしまった。
二人もその声に反応するようにピタリと動きを止めて此方を見る。


「え…日七?」


フレッドは心底驚いたように目を開いた。
雅か私が現れるとは予想もしてなかったのだろう。
ケイシーもドアから離れると同様にとても驚いた顔をしている。

私は急ぎ駆け寄って二人の間に割って入るようにすると両手をバッっと広げてフレッドを背に隠すように立ち塞いだ。
タクシーから全力で走った為に軽く肩で息をしながら緊張と不安で強張る表情でケイシーを見遣る。


「ま…待って下さい。
お願いです、フレッドを連れて行かないで、下さい…」

「貴方…さっきの…」



「私……私は…」


二人は並ぶとそれはとても絵になり、理想という言葉がぴったり当て嵌ってしまうだろう。
けど、私がフレッドの隣に居ることを許されるなら、傍に置いてくれるなら。
その理想さえも超えるぐらいフレッドのことを愛する自信がある。
人を純粋に想う気持ちに、価値や地位や名誉とか関係無い。勝るものなんか無い。
そんな単純なことが何より一番大事だったのに、二人の写真を見るまで気付かなかった。


「……フレッドのことが好きなんです。大好きなんです。
だから連れて行かないで下さい!お、お願いします!」


気付くと両手を広げたまま、ポロポロと涙が頬を滑っていることに気が付いた。
ケイシーは私の涙を見ると目を瞬いている。そして後ろのフレッドへと視線を向けた。


「お二人は並ぶと凄く似合ってて…昔、付き合ってたとかで…
私は…そんな貴方に嫉妬してしまって…」


両手を下すと、溢れ出る涙を握り拳で拭いながら涙声で喋る私を遮るように漸くケイシーが口を開く。


「ちょ、ちょっと待って。誰と誰が付き合ってたって?」

「…フレッドと貴方が…相思相愛で結婚までしようとしてたって…
バーに居た人がそう言って…」


私の言葉を聞くと、ケイシーとフレッドはきょとんした顔で互いの視線を合わせた。
すると、突然私の首元にふわりと両腕を回して抱き締めるフレッドが耳の近くで声を落す。


「酷いデマだね…それは」

「ええ…全く。とても不愉快な噂ね」


「へ?」


頭を撫でられながら、二人を見ると互いに眉を下げて困ったように笑っていた。


「フレッドとは学生時代からの、ただの友達。
それに……私、もう結婚してるしね」


にこりと微笑むケイシーは左手の薬指に光る指輪を見せて肩を竦めた。
状況が飲み込めきれない私にフレッドはふわり、と目許を緩めて後ろから親指で涙を拭う。


「正確に言うと、学生時代からケイシーとケイシーの旦那と仲が良かったんだ。
…食事に誘われたのだって3人でって意味だったんだけど…知らない人が聞いたら俺達二人だけって思うよな…」

「私、フレッドと二人で食事なんて嫌よ……」

「だって…こんなに可愛い子もう二度と泣かせたくないしね」


ウインクして戯れたように言うケイシーに今やっとほっと胸を撫で下ろした。
何でも続けて説明を聞くと、旦那さんはまだ店の中に居て帰り際の挨拶が長引いてるとのこと。
飲み過ぎて気分が悪くなったケイシーを介抱するようにフレッドが付き添ってたこと。
一滴も飲んで無いフレッドが二人を家まで送る、という所で私がやって来たらしい。



(早とちりってやつだよね…恥ずかしい)



「やっぱり二人でタクシー拾って帰るわ。じゃあ、またね。
最後に……フレッドこんな風に真っ直ぐ想ってくれる子が居て幸せ者ね…大事にしなさいよ?」

「言われなくても大事にするよ」

「あの、私…勘違いしてて…ごめんなさい」


いいのよ、と爽やかに微笑むケイシーは片手を挙げると店に戻って行く。
ケイシーにはきちんと紹介せずとも私が恋人だってことが解ったのだろう。
大事そうに後ろから抱き締めてくれるフレッドの腕にそっと両手を伸ばすと二人で見送る。
突然溢れた涙の跡を、優しい夜風が撫でる中フレッドはポツリと零す。



「……だから頑張って帰したのに」


「え?」


「今日は一緒に居ると…絶対帰したくないと思っちゃうから…
日七この意味解る…?」

「でも…あんな風に言われたらもう我慢できそうに無い」

「!」

耳元で囁かれる低い声音に何処か真剣さを感じるとドキリと心臓が跳ねた。
頬が熱くなる感覚に今度は違う緊張が走ってしまう。
けれど、意を決している私は体ごと向くようにしてフレッドを見上げた。
フレッドもまた優しく微笑みながら返事を待ってくれて。
そんな彼に今度こそ向き合うように私は捧げる気持ちと満面な笑顔を届けた。



「うん…。
私に出来る全てのことで精一杯フレッドの誕生日を祝福したい」


日七……」


「今日はずっとフレッドと居させて欲しい
……大事な日に、大事な人と一緒に居たいの」


彼女から誘う真夏な夜の誕生日……第6話 へ続く




執筆一言 『おおおお!やっと辿り着いたであろう熱い夜は次回へ。いよいよな18禁…』
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪

Comment - 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。