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彼女から誘う真夏な夜の誕生日……第2話
Fdg00.gif
フレッド・カーター//関係:恋人//傾向:甘々//時代:大学生 【視点:ヒロイン】




バーの扉を開けた瞬間から、ワッと歓声に似た声が聞こえる。
我先にとフレッド目掛けて駆け寄る女性達は目の色を変えた。
手を離さないでいてくれるフレッドは私を引っ張るようにカウンターへ向かう。
そこには待ってましたとばかりに店長が立って居た。

「フレッド、相変わらず凄い人気だな」

「今日は裏方だけど、パーティーの成功には協力するよ」

「何言ってんだよ、裏方だろうとフレッドには何時だってスポットが当たるのさ」


店長と笑顔でハイタッチをすると、ガシリと両手同士を組んで挨拶を交わす。
ポンと背中を押された彼は、私に待っててと肩越しで言うと早速カウンターの奥の扉へと入って行った。


私は今一度店の雰囲気を見るように辺りに視線を動かしてしまう。
照明が薄暗い中で音楽が流れている。ジャズのような落ち着いた雰囲気のある曲だ。
胸位ある高さの丸いテーブルが幾つもあって、皆そこに酒を置いて話したり踊ったりしていた。
解ってはいたけれど、皆が皆見るからに大人な色気を放っている。


日七…お待たせ」


声に振り向くと、フレッドはバーテンダーの恰好をしていた。
白いシャツは、襟元はきっちり閉めずに鎖骨が見え隠れする位開けられている。
黒いベストにスラリとした黒いズボンが、フレッドの色気に足されて本当に良く似合っていた。

何処から見てもフレッドは店内の誰よりも恰好良い。

それを証明するようにカウンターに居る女性達はうっとりとした眼差しでフレッドを見詰めた。
予想はしていたものの、同伴者そっちのけで彼目当てで来たような人さえ居る始末だ。
私はこっそり溜息を吐いてしまうと、フレッドは周りの視線など構わずにカウンターど真ん中とされる席に私を誘う。


「…おいで」

「あ……うん」


優しく微笑み掛けられれば、周りの視線が棘のように痛く感じてしまう。
萎縮した私は苦笑いを浮かべてしまうとフレッドには何度も謝りながら、結局中央から少し反れた席に座ることにした。
それでも彼は嫌な顔など一つもせずに、カウンター越しから話しかけてくれる。


「そうだな…今日は何を作ろうか…
飲みたい味のリクエストとかある?」

「えっと…爽やかな味が良い」

「解った」


果物を切ったり、手際良くシェーカーに色んなものを注ぐ。
やがてシャカシャカと堂々振る姿はまるで本物のバーテンダーの様だった。


(本当に今日のフレッドは恰好良いよ…
どうしよう…私、上手く彼のこと誘えるかな)


トクトクと注がれるカクテルを見ながら、私はカウンターの下で両手を丸く握り締めた。
ちらりと垣間見る彼の仕草一つに胸がドキドキしてくる。
伏せぎみに閉じられる瞳は、垂れ目もあって優しさに磨きがかかっており
首筋のラインから広い肩幅、グラスを持つ手は、男の人宛ら筋が浮かんでいた。
惚けたように見ていたら、突然視線を上げたフレッドと目が合って心臓が跳ねる。
彼は、ス、とグラスを私に置いてにっこりと爽やかに微笑んだ。


「はい、出来た。プッシー・キャットだよ。
爽やかな味と、フルーツの甘さを足した日七の為のカクテル」

「わ…フルーツが沢山入ってて美味しそう」


グラスの縁に添えられてる彩りなフルーツに目を輝かせる。
フレッドはそんな様子を見ながら目許を緩めた。
いただきます、と言ってからグラスを傾け口に運ぶと彼が言うように夏ぴったりな爽やかな味が広がった。




***



私に付きっきりになることもいかず、フレッドは様々な注文に応えるべくカウンターを端から端まで動いていた。
女性達は相変わらずな態度で色目を使って誘惑しているのだが、当の本人は笑顔を浮かべて上手に逃げているようだ。
拗ねそうになる女性には、絶妙なタイミングでその人に見合いそうなカクテルを差し出すのだから機嫌を損ねずに再びフレットの話しに笑顔を向ける。


(流石、フレッド…)




何杯目かのカクテルを飲みながら、シェーカーを振るフレッドを見続けるのはとても有意義な時間を感じれた。
そうして気分良く居た私の心境は一変して一人の人物によって壊されることになる。



「フレッド、久しぶり」



突然、中央のカウンターを割るようにして彼に声を掛ける女性が居た。
周りの女性とは一味違う知性を漂わせるような凛とした雰囲気。
私とはまるっきり違う色っぽさが漂う女性は黒色な髪をしており、その艶のありそうな長い髪を靡かせていた。
顔を窺うと一目瞭然に物凄い美人だ。



「あ……ホント、久しぶり」



フレッドは女性を見るなり、目を開いてとても驚いていた。
二人で見詰め合ってる姿を見ると、何処か胸の奥がざわざわしてきた。
まるで二人しか見えない壁に一瞬にして覆われたように見える。



(あの人……誰なんだろう)




不安に瞳を揺らいでいると、私の隣で飲んでた二人組の男がひそひそと話してるのが耳に届いた。



「アイツ…フレッドと付き合ってた女じゃないか?」

「ああ…相思相愛で結婚するって噂のあった女か」



(え……)



ぎょ、として思わずグラスを持つ手が止まってしまった。
そんな私に追い打ちをかけるように、女性はフレッドに向かってにこりと微笑んだかと思うと
然も自然な流れで言葉を届けた。


「誕生日、おめでとう。フレッド」


彼女から誘う真夏な夜の誕生日……第3話 へ続く




執筆一言 『それは嫉妬という名のスパイス…雲行きが怪しい予感』
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