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公安の連携 ~埠頭編~……第1話
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東雲歩//関係:恋人//傾向:シリアス 【視点:東雲】【視点:三人称】※ボル版ワンドロ用作品(お題:溢れる想い)




深夜。とある港の埠頭にて今夜山を踏む……――――予定『だった』。
公安でも知名度がある巨大な組織グループのその末端が日本で暗躍し始めていた。
その一味を捕える為に、数か月も前から俺達は珍しく合同でチームを組み今夜此処埠頭にて取引が行われると知り得た。
物は、きっと大麻だろう。だとしても俺達が堂々と表だって動くのは少々稀だ。
けれどそれだけ、あの凶悪な組織に繋がる貴重な情報が得られるのだとしたら動かざる終えなかった。

然し、物陰に隠れ各所定で張り込むこと数十分後、事態は一変する。
取引が行われる所か、そのものが囮だった。俺達を大きく囲う様にして四方から武装した奴らが飛び出してきたのである。
想定していた人数より遙かに多く、あっという間に窮地に追いやられた俺達は一先ず撤退を余儀なくされた。
なのだが…――――果敢に飛びこもうとする奴が一人居た。ああ、居たね。大馬鹿者が。
しまった。と見開いた瞼が瞬きした瞬間には白いワゴンが横付けすると、あっという間に彼女を拉致し放り投げる勢いで中に押し入れる。
彼女というのは正義感溢れるうちの補佐官だ。一番遠い場所に配置しておいた筈なのに、最悪なことにホシに一番に見付けられてしまうなんて。


ホント、最低、最悪な状況とはこの事だ。


頑なに抵抗を続けても、たかが女一人の腕力。抗う抵抗も虚しく乱暴に扉が閉まってしまえばタイヤは地面に摩擦しながら急発進した。
俺は盛大な舌打ちをすると耳に装着したインカムを手で押えながら細かな情報を伝え、ある方向へと走り出す。


「こちら東雲!直ちに追跡します!」


『了解。退路を断つ為に至急此方でも封鎖する。…いいか、全力で救出しろ。どうあれ、責任は全て俺が取る』


ピ―――…ガガガと機械のノイズに交ざって難波さん、いや室長の声が聞こえると、ブツリと切れた。
責任は全て俺が取る、か。器のデカさを痛感しながらも辿り着いたのは加賀さんの所だった。
バイクに跨ってはエンジンを吹かして今直ぐにでも飛び出しそうな肩を強く掴むと、後方から鉄パイプを持つ男が数人走ってくるのが視界に入った。


「そのバイク借りるよ」

「あ?」

「今、加賀さんの横を白いワゴンが通り過ぎたでしょ。あれ…中に補佐官乗ってるから」

「…ハッ、頭脳戦が得意なお前がしゃしゃってくるとはな。調教が足りねえんじゃねえのか?」

「ほんと。…全くその通りで返す言葉が無いよ。じゃ、後ろ頼んだから」


埠頭の様な細かく入り組んだ場所には小回りが効くバイクが一番動きやすい。
半ば強引に加賀さんの肩を押しバイクを奪う様にしてイスに跨るとハンドルのグリップを2、3回捻る。
ヴオン、ヴオン、とエンジンをけたたましく吹かすと、まるで馬の嘶きに似た声が重なった。
そうなれば前足を蹴り上げる様にして前輪のタイヤが浮けば、それが着地した瞬間に勢い良く飛び出す。
バイクミラーで見ると加賀さんは腕を組み佇むんでるものの、迫る背後の人影には一切振り向いては居なかった。



***



「おいおい、俺は露払いかよ…。まあ、いい。アイツの慌てふためく面を眺めただけで充分だ」


腕を組み、フン、と鼻で嗤う加賀は悠々としながら冷酷に瞳を細める。
ジリ、と砂利を踏む複数の足が地を蹴れば、加賀目掛けて背後から襲いかかってきた。
だが次の瞬間、加賀の口許がニヤ、と笑みを浮かべる。後ろを見ずに曲げた片肘で、懐目掛けて飛び込めばみぞおちを強打した。
思わず痛みに蹲る頭に片手を置いて勢いを殺さず半回転すれば、軸足を中心にもう一人振り被ってきた鉄パイプを凄い勢いで蹴り上げた。
それが回転しながら真上に飛ぶと、やがて落下してきたその武器を加賀は片手でパシッ、と掴む。


「知ってるか?遊びの中にも躾ってのは大事なんだ…―――それを今から1匹残らず叩きこんでやる」



***



白いワゴンは埠頭の路地を蛇行する様に走って居た。その真後ろまで俺は突風を纏ってバイクで迫る。
蛇行する理由は二つしか無い。運転手が気を失ってるか、中で人が暴れているかだ。
その時、車が角にあったゴミ箱らしき物にガシャン、とぶつかった。缶や塵屑が爆発した様に舞うとそれを避ける為にバイクを斜めに傾ける。


「あの、馬鹿!大人しく待ってろよ!」


思わず叫ぶと猶予も無いと踏んだ俺は、ガコ、と足のギアを素早く切り替えてフルパワーでエンジンを回転させた。
どんどん速度を上げて車に漸く横付けすると片手だけを離してしまえば、腰にある拳銃を取り出す。
視線だけで回転するタイヤを見れば素早く分析した。この速度でタイヤを撃つのは遠心力の関係で車を横転させる危険がある。
考えろ。何か手がある筈だ。その時、運転席の黒い窓が音も無くスーと静かに開いかと思えば、真っ黒な銃口が此方に向いたのが見えた。
まるでギラリと光るそれは喉元を掻っ切られる錯覚さえ起こす。


「東雲さん!伏せて!!」

「ちっ!」


聞き慣れた声と瞬時にタイヤの速度を落とす為にブレーキをかけると、ギギギ、と悲鳴の様な音がバイクから聞こえる。
それと同時にバン、と銃口から火を噴けば俺の頬を銃弾が掠めた。
一瞬心臓が鷲掴みされた様に冷や水を浴びながらも、続いてヒリつく痛みを感じればツーと血が滴れるのが解る。


「東雲さん!」

「抵抗するな!撃たれるぞ!…俺が…――――必ず、助けるから!」


不安そうな表情から俺の言葉を聞けば、口許に僅かばかりの笑みを滲ませる彼女は何度も頷いていた。
けれど発砲された事により一瞬の隙を突かれた俺は、再び距離が離されていく車を忌々しく睨めば…――――。


突然、ギャギャギャ、と別のタイヤがスリップする音が聞こえてくる。
それはやがて建物の影から猛スピードでドリフトしながら角を曲がってきた黒い車だった。

(あの車!)

反射的に窓を覗くと、中から石神さんと目が合って無言で頷きを見せられる。『俺に任せろ』そう目で訴えていた。

普段宛ら冷静な表情とは反対に、まるで暴れ馬を操作する様に片手でガコ、とギアチェンジをする。
すると摩擦で煙を立ち昇らせると、揺れた車体をぐん、と正しい位置に戻した。直ぐ様、ギュルルとタイヤを高速回転させ段々とワゴンの隣へ横づけにしていく。

俺はブレーキとアクセルを同時に操作すれば椅子から腰を浮かして傾けた前傾姿勢をとった。
前輪のタイヤだけを軸にして後輪のタイヤだけでスピン回転するとバーンナウトして角度を急激に変える。靄がかかる煙を振り抜ける様にして石神さんとは別の方角へと走り出した。

正義何て大層な言葉じゃ無く、もっと単純な感情は溢れ出る様にして俺の背を押す。
絶対に助けてみせる…――――。


公安の連携 ~埠頭編~……第2話 へ続く




溢れ出る気持ちは、助けたい気持ちです。そしてかっこいい公安の皆の連携プレイをひたすらに書きたかった。殺陣大好き。
恋の話も好きだけど、こういう勇士を執筆するのが大好きです。流石に1時間で全部を書くことは出来ないので後半にて続き。
総選挙応援期間として絵と小説両方で東雲さんを献上致します。

後藤→狙撃
加賀→拘束
颯馬→足止め
石神→カーチェイス
東雲→バイク
難波→統括

執筆イメージ曲:Returner OST - Destroy
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