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ある日、猫を追いかける……第1話
mitunaridg00.gif
石田三成//関係:両想い//傾向:ほのぼの 【視点:ヒロイン】




「貴様、いい加減にその足を止めろ!」


雲一つ無い麗らかな青空の下。私は洗濯物を抱え庭先へと歩いて居ると……――――三成様が猫を全速力で追い掛けていた。


「…………」


あんまりにも日常とは掛け離れた光景に一瞬、遠い眼を向けてしまってすみません。
然し目に見えて物凄く頑張ってる三成様は汗まで掻いてるのだから随分走り続けてるのだろう。

一体何があったのだろうか。立った儘に視線を動かしては原因の猫を見る。

長い尻尾を揺らした黒色の猫は、一見普通の猫と変わらない。然し観察して不図気付くと小さな口には何かを咥えていた。
残像を追っても、走ってる速度が速過ぎて何を咥えてるのかまでは解らない。


「猫の分際で大人しく待てと言ってるのが解ら無いのか!阿呆が!猫!貴様のことだ!」


ダダダダダダ!…――――。

当然自然界で人間の言葉等理解出来る筈も無い猫に向って必死に怒り狂う三成様は真剣そのものだった。
いや、怒気を超えて物凄い怖い気迫すら感じる。地を蹴り上げる足は力強く一切の迷いが無い。

猫は素早く角を曲がると、続いて三成様は支柱に手を置いては角を曲がる勢いを弱め重心を低くした。すると長い廊下を目指す為に真っ直ぐに飛び出せば、物凄い速さで再び走り出した。

ダダダダ!…――――。


「言うことを聞け!猫!」


まるで名が付いた様に連呼するのだが、何の捻りも無いその名前は――――『猫』。

普段は書物を嗜む物静かな三成様に雅かこんな激情に似た一面がある何て。
あっという間に消えてしまった二つの姿を私は庭で佇みながら暫し呆然と見詰めてしまった。
あれは一体何だったのだろうか。突然過ぎて夢でも見てる気分になった。
首を傾げるも、こんな奇妙な出来事はきっと二度と起こらないだろうと思えば少し面白くもなる。


然し次の日になっても、三成様は猫を追い掛けていた。昨日と同じ猫だ。


今度は私が荷物を抱えながら廊下を歩いており、三成様が庭を駆け抜ける様に全速力で走っている。
決して三成様が遅い足では無いにしても、前で逃げてる猫の疾駆する姿もまた相当速かった。

またしても同じ光景を見る事になるとは想像もして無かったので二回目の方が大きく驚いてしまう。


「三成様、どうしたんですか!?」


流石に庭先へ声を投げるとそれを受け取ったのか、三成様は勢い良く此方に顔を向ける。


「見て即刻理解しろ!猫を追跡している!今は忙しい、俺に声を掛けるな!」

「追跡…は見て解るのですが…いえ、そうじゃなくて何故追ってるのですか!?」


矢継ぎ早に話す三成様は忌々しそうに猫を睨みながら走り続けていれば、答えを告げる前に向こうの木々の狭間に消えてしまった。
理由を聞いても教えてくれない三成様に対して私はム、と片方の内側に空気を入れて脹らますと唇を引き結んでは拗ねるのだった。



***



夜になれば静かに話も出来るだろうと踏んでた私が甘かった。
三成様の部屋には既に灯りが一切無く襖の奥では声すら聞こえない程静まり返っている。
三成様、と話しかけても矢張り返事が返って来なかった。

それならばと日中に三成様をどんなに探しても、あの猫の様に姿が捕まえられない。出掛けている、そう誰もが答えた。
だとしたら夜になれば流石に居るだろうと思っても、出向けば居ない。
そして今度は早い刻に伺っても矢張り灯りは点いて無いのである。


「本当に一体何が起きてるんだろう…」


最初こそ面白い気分もあった筈なのに、今はそれ所か本気で心配している。
何度目かの訪問が失敗に終わるのが解れば踵を返して戻ろうした私の背後で突然木々がガサガサと音を立てた。


「だ、誰か居るの!?」


ビクッと驚きのあまり身を強張らせると、ガサガサと一入、葉が激しく揺れたかと思えば手で押し退ける三成様が現れる。
大きく見開いた瞼で瞬きした私とは反対に三成様の表情に湛えるのは静かそのもので、一切感情が読めなかった。


「落ち着け…俺だ」

「三成様!…驚かさないで下さい。心臓が飛び出そうでした…」

「まんじゅう女から飛び出すのは、せいぜい餡子くらいなものだろう」

「餡子じゃありません、心臓です」

「真に受けるな。アンタは冗談も通じ無いのか」


(冗談…。私、三成様に責められてる?)


普段冗談とは無縁な真面目な立ち振る舞いをする三成様から、雅か自ら砕いた事を言うなんて。

けれど冗談を言った筈の表情は普段と同じ何処までも崩さない三成様だが、その髪に刺さってる葉っぱの数々も冗談だと言って貰いたかった。
然し最近の不可解な行動は、等々三成様自身さえ可笑しくしてしまったのだろうか。
事態はもしかしたら相当深刻なもので、全体が見えない私にとっては奇妙過ぎて聊か不気味すら感じてきた。


ある日、猫を追いかける……第2話 へ続く




久々の傾向ほのぼの。ほのぼのなので楽しく、面白い気分で読めれれるように執筆していきたい。書いてても楽しいです。

1つお知らせ。私が書く三成カップルは。
「静」が三成なら、「動」な真逆な姫。喜怒哀楽がハッキリと表現。良く笑い、良く大泣きする。三成の言動により振り回されてる様に周りが見えても、天真爛漫とド天然を合わせ持つ為に最後は必ず逆になる。結果三成の不器用な優しさがより引き立つ様な動きに見えてくる。

……最終話まで読んで頂ければ解ると思います(ノ´∀`*)
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