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優しい雨は本音を隠す……第1話
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アイザック・シュナイザー//関係:片想い//傾向:甘くて切ない//時代:高校生 【視点:ヒロイン】




「今日は誕生日なのに…最悪だ」


朝になり、布団から徐に頭を出す私は胸の奥から鉛の様な溜息を零した。
数回重たそうに瞬きを繰り返すとぼんやりした輪郭だった自分の部屋がハッキリと見えてくる。

ちらり、と瞳だけ動かせば壁に掛かってるカレンダーに目が届いた。
そこには今日の日付に赤く印を付けてるのが見て解り、『アイザックBD』と文字も書かれている。

そう、今日は密かに想いを寄せている彼の誕生日なのだ。
なのに最悪と呟いたのには理由がある。私は軽く起き上がりベット付近にあるテーブルから、ある物を取り出すと小さなボタンを押してから直ぐにパジャマの襟元を開いた。そして自分の方腕を上げ脇に挟むと持ち上げた上半身を再びベットに沈める。


その理由を知らせるように、数分後ピピピ――――…と部屋に音が鳴る。


「…やっぱり熱あるよ」


実は数日辺りから体の不調は感じていた。けれど、風邪を引くにしてもタイミングが悪過ぎる。
自分なりに気を付けてこの日の為にケアもしてきたのに、努力も虚しく最悪の結果になってしまった。
でも、簡単には諦めたく無い往生際の悪い自分も居たりして…。

「少しの熱くらいなら…パーティーに行ってもいいよね。……アイザックにプレゼント渡したいもん」

先程体温計を取ったテーブルには、ラッピングされてるプレゼントも置かれている。
普段逢えば口喧嘩してしまう私達だけど折角の誕生日、矢張りきちんと顔を見て渡したい気持ちが勝ってしまう。
だとしたら熱がある秘密は絶対にアイザックに知られてはいけないと肝に銘じた。彼は侮れない位、鋭いのだから。

主催してるマークのパーティーは夕方からなので、それまで寝ていれば幾分養えるかも知れないと私は大人しく寝ることにした――――



***



結局昼近くには目が覚めてしまえば、仕方無く部屋から出ると覚束ない足取りでキッチンへと向う。
パパの気配が無いのは昨日から出張に行ってしまった所為だ。心配性のパパの事だからこんな状態の娘を見れば今日のパーティーには絶対に行かせて貰えなかっただろう。なので家に居ない方が今日だけは都合が良いと罪悪感を抱きつつも思ってしまった。

「ごめんパパ…。でも今日プレゼント渡せたら直ぐに帰って寝るから…」

冷蔵庫からオレンジジュースを取り出すとグラスを用意して注ぎ込む。
持つ事で手に伝わるひんやりとする冷たさによって、火照った額に当てようとグラスを持ち上げた。
冷たくて心底気持ちがいい。噴出す汗が気持ち悪く胸から吐き出す息が熱を帯びたように感じれば気怠い体で椅子に座る。

その時、パジャマのポケットに入れてあった携帯のメール音が部屋に小さく鳴った。
半分程入ってるジュースを零さないように、グラスを一旦適当な場所に置くと携帯を取り出し内容を確認する。瞳の中にちらつく液晶画面を一瞬食い入るように見詰めると、スライドする指が自然と止まってしまうのはアイザックがゴシップガールに写っていた所為だ。


「また…この人?」


見出しには『 Iと歩く美女発見。この二人の親密さはまさに恋人同士みたいね 』と書かれている。
アイザックの傍で女の人が笑顔を向けているのは、これが初めてでは無かった。名前こそ知らないが最近良くこうして一緒に写ってる。写真を通して見る限り言葉通りに美女と言われるのも誰もが納得してしまう容姿だ。見えない雰囲気さえ華やかな色をそこに写していた。

腕は組んで居ないのが唯一の救いなのか、けれど外で二人は歩いてるのだろう。「今まさに…――――」


(嫌だな。モヤモヤする…)


途端自分が置かれた状況に溜息を零しそうになる。起き抜けの姿は着崩れた格好をしており、髪もボサボサで化粧だって勿論して無い。鏡を見れば病人宛らも気力乏しい表情をしているだろう。いや、普通にしててもあの人と私ではきっと『月とすっぽん』には違い無いだろうけど…――――。


「でも、負けたくないな…」


だからこそ、私は今日に賭けていたのかも知れない。風邪菌に負けてたら、こうして今にも獲られてしまう危うさがある。
アイザックを狙ってるのは何も一人では無いと解るのは学校で見れていれば一目瞭然だった。
頑張っても手が届かないのは頭では解ってても、心は簡単に諦められ無い。そうして何度も挫けては気持ちはどんどん強くなっていった。

「よし…めげてても仕方無い。私は私に出来る事をしようかな」

見てしまった記憶を消す事は出来ないけれど、気力を奮い立たせた所為か何だか元気になってきた気がする。
私は時間が許す限りアイザックの誕生日を、より良く出来る為に案を考え始めたのだった。


優しい雨は本音を隠す……第2話 へ続く




祝アイザックBD用。S1舞台、アイザックという執筆レベル高難度級をやり遂げようとする無謀さ。アイザックは本当に難しい。
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Comment - 2

Fri
2016.05.20

日七

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久しぶりぶりです

筆が載ってるので書き殴っておりますよ!!爆発して大変です。
有難うございます(ノ´∀`*)

Edit | Reply | 
Fri
2016.05.20

ゆき

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お久しぶり

覗いてみたら先生執筆してるではないか!
また覗きにきます(*゚▽゚*)

Edit | Reply | 

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