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冷めた目をした最高に狂ってる男……後編
Ldg00.gif
レオン・グッドナー//関係:出逢う前//傾向:シリアス//時代:高校生 【視点:レオン】




「……ハートのストレートフラッシュ」



俺の方が強い役だった為に敗北した側は苦痛に顔を歪める。
仲間同士も顔を見合わせながらも、女同様プライドが高い所為か男はイカサマだ、と訴えてきた。
埒が明かないと思った瞬間俺は素早く拳銃を奪うとテーブルを蹴り上げる。


ガシャン、カシャン!



テーブルが地面に叩きつけられる音と酒が入ってたグラスが幾つも激しく割れた。
男は怯んだように中腰で構えて居たが、拳銃を奪われて一瞬にして青い顔をする。
俺が撃つものだと思っている所為か仲間も男も緊張が走ったように顔を強張らせた。



「此処のルールってのは…」




拳銃に装弾されてる弾を一つ残らず地面にバラバラ落すと、屈んでたった一つ弾を摘み再び拳銃の中に入れた。
ジャ、っと手平で摩擦させるようにシリンダーを勢い良く回転させる。
埋め込まれたものはたった一つの弾なのに、男の肝を冷やすには覿面だったようだ。


「…勝つか負けるか…なんだろ?」



まさかこのご時世に映画やドラマの中だけにしか無いような危険なゲームを提案されるとは思ってもみなかったのだろう。
然し俺がけしかけようとしている死の遊びは今更嫌と言える雰囲気でも無いのか男は押し黙っている。
プライドの高い奴はこうして自分の首を絞めることがあった。俺はそれを存分に利用するだけだ。



「ねえ、もう止めてよ!」

「テメエは黙ってろ!」


堪らず女が叫ぶが、それも男のプライドを傷つけたようだ。
怯えっぱなしな自分を隠すように闘争心を剥き出しにすると
余程女にもカッコ付けたいのだろう、叫ぶ矛先を俺に向ける。


「ほら……お前が先にやってみろよ!
今更ビビってるとか言わせねえぞ!俺は出来るぜ、さあ、やれよ!」



俺は聞き終える前に眉一つ動かさずに、自分のこめかみに銃口を向けて躊躇無く引いた。
一瞬にして空気を裂くようにカチンと乾いた音がする。その音で誰もが息を呑むのが解った。
尚、男に近付きながらカチン、カチン、と引き金を引いては近付いて行く。


「は!?」

「俺は3回引いた…後の3回はお前の番だ…」



ポイ、と投げると男は蒼白したように拳銃を両手で持ちながらその場に崩れた。
俺は何の感情の微塵さえも浮かべずに氷のように冷めた目で見下ろす。

装弾数6発式のリボルバーは残り3回で確実にあの世に逝けるのだから、その拳銃は鎌に化した死神の武器に変わってしまう。
今度こそ未練も無く踵を返して立ち去ろうとする俺の背中に震える声で女が言った。



「…狂ってる」


「アンタ…最高に狂ってるよ」




「…まあな」



振り返らずに、あっさり肯定すると俺は地下のバーを後にした




***



夜明け前の街を一人歩きながら、不図視線を上げた先に外灯の下で蜘蛛の巣にかかる蝶を見つけた。
俺は巣からもがく蝶を助けてあげると、両手でそっと空に返した。
その蝶をぼんやりと見ながらポツリと呟く。


「…もう掴まるなよ」


まるで自分にも言い聞かせてるように、それは少し寂しげにも聞こえた。


END

Presented by HINANA
Thanks for reading to the end.



執筆一言 『レオンは好きになったら、もう自分からは離さない。そんな愛情深い所があると思ってる、そういう人は好きになるまでは臆病になっちゃう時もあるんです』
執筆中のイメージソング:Natalia Kills Problem
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