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世話が焼ける可愛いあの子……第2話
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アイザック・シュナイザー//関係:友達//傾向:ほのぼの//時代:高校生 【視点:ヒロイン】




びしょ濡れになりながら何とかアイザックの部屋迄辿り着いた。
走って来た為か私達は上下に肩を動かしながら呼吸を整える。
アイザックは懐から取り出した子猫を抱きながら、濡れて無いか丁寧に確認すると床にそっと下した。
走るように何処からか持って来てくれたバスタオルを私の頭に乗せると、自分もガシガシと拭っている。


日七シャワー浴びてこいよ」

「わ、私タオルで拭くから大丈夫だよ」

「駄目だ。身体が芯まで冷えてるだろ、着替え用意してやるから入れ」


テキパキと指示するアイザックを見て居ると前から思ってた気持ちがついぽろりと出てしまう。


「アイザックってお母さんみたいだよね」


「は?」


「人のことちゃんと見てて凄く面倒見良くて、お母さんみたい」


雅か自分が母親呼ばわりされると想像もしてなかったのだろう、アイザックは驚いた後途端に嫌そうな顔をした。
そして何故か私の手首を掴むと詰め寄るように顔を覗き込まれる。
急に距離が縮んで目を丸くしていると。


「そうか…なら一緒に入るか」


「え?」


「何を驚いてる。母親が子供の面倒見るのは当たり前だろ?
ほら…なんなら脱がしてやる」


「え、ええ?」


「俺が身体の隅々まで洗ってやらないと。
別に……母親だったら可笑しくないだろ」


「そうなったとしたら…
洗うだけじゃ済まなくなるかも知れないけど…
そん時は覚悟しろよ?」


ニヤリとするような悪戯めいた微笑と
背の高いアイザックが身を屈めることでわざと耳元で囁かれた言葉に心臓が跳ねる。


「お、お借りします!」


慌ててズサッと離れる。バスタオルを掴んだまま浴室へ向かおうとすると、
背後でアイザックが「全く…誰が母親だ」と小さく笑った気配がした。




***




少し熱めに設定したシャワーを浴びながら、体を温めると直ぐに出た。
アイザックだって私の次に入るのだろう。待ってる間に風邪を引いたら大変だ。
脱衣所でバスタオルを使って体の水分を拭う。不図、見ると畳まれたアイザックの服が用意してあった。

幸いにも下着は濡れて無かったので、それを再び着けてから服を上から羽織る。
黒無地のTシャツに黒のスウェットは矢張り男の物とあって、たぼっと大きい。
なので特にスウェットは紐をかなり絞ってから結んだ。


「アイザックー……入ったよ」


ほかほか湯気を作りながらキイ、と扉を開けて出て行くとアイザックはキッチンに居た。
何してるの?と尋ねる前に、まな板の上には野菜が斬られているので料理していたと気付く。
アイザックは自分の服を着ている私を下から上へと視線を移しながらふ、と口許を和らげた。


「お前…凹凸無いな」


「失礼じゃない!?
私だってこう胸をぎゅーと寄せれば」


「真に受けるな。…冗談だ」


「なんだ…冗談か」



アイザックでも冗談言うんだな、と意外な姿をマジマジと見詰める。
彼は冷蔵庫から炭酸水が入っている瓶を取り出すと道具を使って蓋を開けた。
開けた瞬間ぷしゅ、と空気が入って音がする。その冷えた瓶を私に向かって片手で差し出してくれた。


「さっき母親呼ばわれしたお返しだ。じゃあ、俺も入ってくる」


アイザックは作業を中断して、シャワーを浴びに向かうべく其処から立ち去った。
私は喉が渇いていた為か受け取った飲み物を早速喉に流した。
冷えた炭酸が弾ける喉越しはシャワーを浴びたばかりからか、とても美味しい。

やがて水音が聞こえてくる中私は子猫の元に駆け寄ると、蹲り頭を撫でる。


「お母さんじゃなくて…お嫁さん発言してたらもっと怒りそうだな」

「ニャーン…」



子猫は返事をしてくれるように鳴くと、私はにっこりとした。
暫く戯れていると、子猫を抱えてうろうろと歩きだしてしまう。
それにしてもアイザックの家に来たのは初めてだ。室内を見渡すと綺麗さっぱりと片付いている。
物色するつもりは毛頭無いがアイザックの部屋はとても興味深いものがある。
インテリアはどれもお洒落で、壁にはフレームに飾られている風景写真が飾られていた。



「綺麗な部屋。ハウスキーパーとか頼んでるのかな…」

「そんな訳無いだろ。全部自分で片づけられるのに頼まない。
それに……自分のテリトリーに他人が出入りするのは好きじゃないんだ」



シャワーを浴び終えたアイザックは淡い水色のTシャツにジーンズとラフな格好に着替えて出てくる。
答えながら髪を拭い、冷蔵庫を開けるとミネラルウォーターを取り出す。
ゴクゴク飲んでる姿を見ると、思い出したように抱えていた子猫を見詰めた。


「ねえ、猫ちゃんも喉乾いてないかな。ミルクか何か無い?」

「あってもあげられない。…全ての猫では無いらしいが、
牛乳に入ってる乳糖を分解出来ずに腹を壊す猫も居る。
……況してやそんな小さい奴にあげるのは危ないだろ?」


眉根を僅かに寄せて聊か心配そうにアイザックは子猫を見た。
それから直ぐに底が少しあるような丸い皿を棚から取ると、そこに水を入れて床にコトンと置く。
私はゆっくりと子猫を下したのだが、アイザックが話しかけたのは私では無かった。



「悪いな…猫用の牛乳が生憎俺の家には無い、今はこれで我慢してくれ」


(アイザックが子猫に話しかけている…)

私はあまりの微笑ましさに浮かびそうになる笑顔を必死に抑えた。
此処で笑ってしまったら、無意識でしたこととは言え次は無いだろうなと確信があったからだ。
誤魔化すように両手でぐりぐりと頬の筋肉を揉み解しておこう。

子猫は皿に近付くと、ふんふんと匂いを嗅いでからぺちゃぺちゃと舐め始めた。


世話が焼ける可愛いあの子……第3話 へ続く




執筆一言 『アイザックは子供の時から子猫とか拾って世話をしちゃうタイプだと信じている』
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