スポンサーサイト
  •  --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪
Merry Christmas2014 *....マーク....* 【魔法のクリスマスキャンディー】
Mdg00.gif
マーク・ジョーンズ//関係:友達//傾向:ほのぼの//時代:高校生 【視点:ヒロイン】*失恋記念日の二人*




Merry Christmas -Marc-

今日は昼過ぎから皆が集まるクリスマスパーティーに参加した。それでも夜にはそれぞれの家族と過ごすべくパーティーも早くにお開きになれば私はマークのリムジンで送ってもらう。今は夕陽が沈み代わりに分厚い雲が空を覆うと今にも雪が舞い落ちてきそうな予感を感じながらも、家の近くの風景が窓から解れば私は隣で座るマークに向かって頭を小さく下げた。


「今日は送ってくれて本当に有難う」


リムジンがゆっくりと道の端に止まり私はドアを開けて降りるも何故か反対側のドアも開いてマークも一緒に降りてくる。寒いから車の中に居ても大丈夫だよ、と言っても緩く顔を左右に動かすマークは首元にマフラーをしながら小首を傾げた。


「…ちょっとだけ散歩しない?」

「散歩?」

「パーティーでは日七とあまり話せなかったから」


そういえばマークの周りには常に多くの人が集まってるように見え、今日は近付くことさえ出来なかった。
此処最近もお互い忙しかった所為もあって専らメールや電話で話すことが多くなっている。そう思った私は大きく頷いてマークの提案を受け入れた。


「少し待っててくれる?」


マークは足早にリムジンに戻ると運転手さんと何やら話したのか、彼が戻って来る時にはリムジンは動き出してその儘二人の横を走り抜ける。


「良かったの?」

「うん、待たせちゃうの悪いからさ。帰りはタクシー使うよ」


肩を竦めるマークはにっこりと微笑むとやがて家から遠ざかるように二人で歩きながら、世間話から学校であったこと等を楽し気に話した。時折二人で笑い合っては私やマークが大きく笑うこともある。外は寒いけれど彼と居ると不思議と心の中がじんわりと温かくなり、気付けば外の寒さ何かちっとも気にならなくなって居た。


「―――……で、俺言ったんだよ。サンタを信じて疑わないレオンに手紙でも書いてみたらって」

「それでサンタさん宛てにちゃんと書いたの?」

「勿論一生懸命書いてたよ。でもレオンのお姉ちゃんが、もし家から見つかりでもしたらって心配してたからその手紙俺が預かったんだ」

「ふふ。マークがサンタになったみたいだね」

「そういう手紙って捨てられないから実はまだ持ってるんだよね…。最初は如何しようって戸惑ったけど、何時かレオンに見せて思いっきり動揺させちゃおうかな♪」


悪戯な笑みを覗かせるマークは、そうしようと顎に丸めた手を置いてうんうんと何度も小さく頷いている。
すると空からふわりと雪が降ってきたのか、突然ひんやりとする冷たさが私の頬を掠めた所為でぴくと肩を震わせてしまった。


「冷たい。…あ、雪降ってきたんだ…」

「ほんとだ…」


二人で見上げる空から綿のような雪がちらちらと降りだす最中、マークは何かを考えるように先に上から視線を外すと一度目を伏せる。


「ねえ、日七。サンタも魔法のように子供に夢を見せるでしょ?」

「…そうだね」

「今から日七にとびっきりの魔法を見せてあげる…」


そしてマークは自分の顔の左右にそれぞれの両手を広げては、何も仕掛けは無いよとでも言うようにグーパーと閉じたり開いたりさせた。

その両手をふわりと落ちてきた一つの雪を包むように閉じ込めると、口許に寄せては指の隙間からまるで命を吹き込むかのようにフーッと息を吹く。



「…これが俺の魔法だよ」



私の目の前でそっと両手を開いて見せてくれたのは、手平の上に置かれた赤い紙に包まれた一つの丸いキャンディーだった。突然現れたキャンディーを手に取ると、わあ、と瞳を輝かせる。するとマークは大成功、とばかりに嬉しげに微笑んだ。


「それはただのキャンディーじゃないから今開けちゃ駄目だからね」

「魔法のキャンディーだから?」

「そう、食べたら日七が透明人間になっちゃうかも知れない」

「それは困るな…今日はパパとエミリーでクリスマスパーティーする予定なのに」


それを聞いたマークは途端に笑みを消すと、あっ、と声を上げ突然に私の手を繋いで急ぐように走り始める。


「マーク!?」

「今日は家族と過ごす大事な夜でしょ?早く帰らないと!」


彼に引っ張られながらあっという間に家の前に辿り着いてしまうと、マークは私の手を離し片手を振ってじゃあね、と言いながら背中を向けた。けれど歩き出そうとする彼の背中に何処か寂しげな雰囲気を感じると思わず後ろから声をかけてしまう。


「マークは今日はお父さんと一緒に過ごすの?」


声を掛けられるとは思って無かったのだろうか、マークは驚いたように目を瞠りながら振り返える。そして視線を斜めにして人差し指で頬を掻くと、左右に顔を振って否定した。


「…ううん、今日は朝から遅くまで仕事だって言ってたから」

「それならマークも私の家でクリスマスパーティーしない?」

「えっ…」

「今年作ったブッシュドノエルが凄く良く出来たの。毎年失敗するのに、今年は本当に良く出来て…」

「………」


返事をしてくれ無い彼に、この後予定があったのだろうかとその時気付けば慌てて両手を振る。良かったらだけどと言おうとした矢先にマークはふ、と嬉しそうに目許を緩めて微笑んだ。


「それじゃ参加させて貰おうかな。日七の作ったブッシュドノエルも食べたいし」


うんと笑顔で頷く私と一緒に家に向かうマークは独り言のようにポツリと呟く。


「俺が日七に魔法貰っちゃったみたい…」



***



家でのクリスマスパーティーは本当に楽しかった。パパとエミリーもマークを連れて来たことに快く歓迎してくれ、皆で和やかに食事をした。そして美味しそうにマークがケーキを食べてくれると、作った甲斐があったと心底思う。
夜も遅くなり、マークを下まで見送ろうとしたけれど寒いし玄関から出るのは心配するから、と言ってマークは頑なに断った。なので今しがた玄関先で見送れば、その足で部屋へと戻るとベットの上に座る。そしてマークから貰ったキャンディーを手平に乗せると反対の手で何となく感触を確かめた。

けれどそれは丸くは無くて、くしゃりと紙が潰れてしまうと目を瞬いて驚いてしまう。


「キャンディーじゃないの…?」


ゆっくりとした動作で包みを解くと中にあったのはキャンディーでは無く、雪の結晶をした小さなブローチだった。

手から現れた時も驚いたが、またしてもマークが見えない所で驚かされる偶然に眉根を寄せくす、と微笑みを零してしまう。


「…マークの魔法って本当に凄い」


私はブローチを手にすると慌てて窓に駆け寄りガラリと開けては、携帯を握り締めた後にマークに直ぐに電話をかけた。
すると丁度真下を歩いてる彼の後ろ姿が鳴り出した携帯を探すようにポケットから取り出すと、耳に押しあてる。


「キャンディーがブローチに変わったの!…素敵な魔法使いさんにお礼を言いたくて」


マークは携帯を持った儘振り返ると窓に立つ私を見上げるように顔を持ち上げた。そんな自分は笑顔を浮かべると今手に持っているブローチを見せるようにブンブンと左右に振って見せる。


『キャンディーがブローチに変わったのは…こんな気持ちで魔法かけた所為かもね』

「こんな気持ち?」


うん、と頷くと彼は雪が積もってる道に片足の先でズリズリと雪を削るようにぐるりと歩くと、その描かれた模様の内側に立った。それは上から見ると少し不格好なハート模様、その真ん中でマークは、にっこりと微笑むと片手を大きく振って見せる。


『大―…好きって気持ちだよ』





END

Presented by HINANA
Thanks for reading to the end.



一言感想『クリスマス企画5日目!マークver …久々に書いたこの二人…書いてて、めっちゃたまらん気持ちになったw 唯一の友達設定だけど、かなり素敵な展開に仕上がってると思いたい。ホワイトクリスマスにするなら雪さえもこうやって使うと凄くロマンチックになったりする。そんな二人にメリークリスマス!!』
    *最後まで読んで頂き有難うございます。宜しければ拍手=愛を頂ければ活力になります。 ia10.gifアイ
    *。夢小説目次一覧
    GG*。aa06.gifAlexaa10.gifMarcaa09.gifLeon*。aa08.gifIzaacaa04.gifFredaa02.gifKyle
    恋乱LB*。aa02.gif殿方一覧


  • 只今ランキング参加中です、応援して頂けると幸いです♪

Comment - 2

Fri
2014.12.26

日七

URL

ハルちゃんへ

カキコ(人´ω`).ア☆.リ。ガ.:ト*・!!
久々書いたけど、思いれがある二人だからか書いててたまらん気分になったぞw 特にマークはこの作品のおかげで書くのに慣れてる所があるから結構ばーっと一気に書けた(ノ´∀`*)
何だろう、本当にこの距離感が一番甘酸っぱいよねww

雪って自分の思い通りに作れるからね、ハートとか描きやすいし…
採用しなかったけど、雪だるまを二つ作って片方の手にプレゼントがあるってのも考えてたw それはマークが恋人の関係だったんだけどな。


いやいや、ただの妄想バカですよww (´∀`)b
あ!ハルちゃん素敵なクリスマスプレゼントありがとう!!

Edit | Reply | 
Tue
2014.12.23

ハルカ

URL

No title

きゃー!久々に失礼記念日の2人が登場ですねo(^▽^)o
友達ながらも、この2人の距離感がすごく好きです♡♡♡

こんな素敵な魔法なら、私もかけられたい!!
雪の使い方もロマンチックできゅんきゅんしました♪( ´▽`)

日七さんの発想の豊かさには毎回驚かされ、尊敬してます!!!
いよいよラスボスの登場ですねー( ´ ▽ ` )ノ笑

Edit | Reply | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。