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HAPPYBIRTHDAYを君に…。紙コップで繋ぐ二つの想い
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アイザック・シュナイザー//関係:幼馴染//傾向:ほのぼの//時代:子供 【視点:ヒロイン】




後少しの時間で日付が変わって私の誕生日がやってくる。
今は電気が点いて無い部屋で布団をかけて横になって居るのだが一向に寝れる気配が無い。
すると、コツンコツンと突然窓から何かが当る音がして私はベットから起き上がった。


ガラリ。


明かりが点く自分の部屋の窓枠で片方の肘を置いて頬杖しながら見ている子供が居る。
家が隣同士、同じ歳の幼馴染。アイザック、年齢10歳。
私と同じく全く寝る気配の無い彼は私とは違ってパジャマでは無く黒のV字セーターを着ていた。
明日は学校が休みだから今日は完全に夜更かしするつもりなのかな。

そんなアイザックは一度窓から離れると二つの紙コップを持って再びやって来た。



「……いいよー」



内緒話でもする位小さな声で私はパジャマを着た両手をぶんぶん振って自分の部屋から合図する。
するとアイザックは野球のピッチャーのようなフォームで思いっきり紙コップをブン投げると私の部屋目掛けて飛ばしてきた。


「おっとと……あた!」


ポコと額に紙コップが当るのは毎度のことだ。
額を擦りながら足元に落ちた紙コップを拾うとそれを持って窓枠に駆け寄る。


「もしもーし…どうぞー」


両手で持つと、コップで口許を隠すように底に向かって喋りかけた。
そうして直ぐに片方の耳にあてるとアイザックの声が聞こえてくるのを待つ。


『寝て無かったのか?』


彼は窓枠の角の部分に凭れるようにして座ると片手で紙コップを持ち私と同じ風に話しかけた。
二人の家の間には今は白い糸がお互いの紙コップを結ぶようにして繋がっている。

私達はこうして親の目を盗んで夜に紙コップを使って話すのが日課になっていた。糸電話というやつだ。
彼は携帯を持っているが、私は今だ携帯を持たせて貰えない。そんなある日二人で考えたのが糸電話だった。
アイザックは嫌がったが彼の紙コップには私がマジックで描いた『I専用』という文字とテディベアのイラストがある。


「うん、だって明日は私の誕生日だもん」

『お前…毎回ケーキ食い過ぎるよな』

「毎回じゃ!……ないよ。たぶん…」


両肘を窓枠に置いて凭れるように上半身を乗せると私はムとしたように紙コップに向かって小さく吠える。
アイザックは耳に紙コップを当てながら、どうだかと言ったように小さく笑みを浮かべた。


「アイザックの作ったケーキが食べたいな」

『学校の奴らにはバラすなよ?』

「どうして?あんなに美味しいのに…」

『絶対にバラすな。誰かに喋ったら二度と作らないからな…』


それは困ると慌てて紙コップに向かって、喋らないことを誓う。
するとアイザックは小さく頷き紙コップに向かってひそりと喋る。


『約束守れるなら作ってやる。……で、何がいい?』

「んー……と……チョコレートケーキかな」


満天の星空の下、ひそひそ声で糸電話を使ってお互いに会話を続けた。
アイザックは10歳という年齢の割に容姿がとても大人びており、学校の女子からも絶大な人気だ。
なのに、今はこうして糸電話を使ってる姿に歳宛らに見えるのだからそのギャップに私は毎回くすぐったい気持ちになる。


(私だって…本当はアイザックのこと好きなんだよね…)


赤ちゃんの頃からずっと一緒だったアイザックには照れ臭くて絶対に言えないけど。


『今日学校の男子に日七の誕生日聞かれた』

「え?…どうして?」

『………。ほんと鈍いなお前……』


毎度言われる台詞に両頬を膨らましてわざと紙コップにふーと息をかけて悪戯をする。
アイザックは途端に耳から外したが、溜息を零しただけで今度は自分の口許を隠すように紙コップに喋った。


『とにかく、知らないで押し通したからお前も絶対に教えるなよ』

「私も知らないって言ったら変じゃん」

『馬鹿だな、教えたく無いって言えばいいんだ』

「どうして?」

『どーしてもだ』


全くもって解らない。何故自分の誕生日を教えたらいけないんだろう。
本気で解らない私は首を傾げならぼそぼそ喋る。


「私、沢山の人にお祝いされるの嬉しいと思うんだけど?」


すると、聞いてたアイザックは途端に不機嫌そうに目を細めたかと思うと今度は自分の番というように紙コップにぽそりと喋った。


『…お前を祝う男は俺一人で充分なんだよ』

「…パパも男だけど?」

『ツトムさんは別だ…』


罰が悪そうに少し困ったようなアイザック。
私は不機嫌そうに見えてもそれが照れてるのだと解ってしまう。
何故ならずっと傍で見てきた幼馴染だから。
でも、さっき私を鈍いって言ったお返しに珍しくアイザックの揚げ足が取れるとならば楽しそうに笑ってしまった。



「ねえ、アイザックは好きな子居ないの?」



突然聞いてみた私に、彼は少し驚いたように耳から紙コップを少し外す。


日七が先に言ったら教えてやる』

「私?居るよ?」

『…誰だよ』


ムッとした口調で苛立たしそうに問いただすアイザックにきょとんとした私は紙コップにごにょりと話した。


「アイザックだよ?」

『お前の好きはどうせ犬っころに言うのと一緒だろ』

「ワンちゃんも、アイザックも好き」

『ほらな…』


(もー…正直に言っても全然信じないんだもんな…)


「それでアイザックは居るの?居ないの?」

『……。居る…』

「やっぱり学校で一番綺麗なスザンヌ?それともメグ?」

『違う。…鈍くてやっかいな奴だ』


私は眉根を寄せて考えてしまった。何でそんな子を好きなんだろう?
あんなに可愛いスザンヌだってメグだってアイザックのこと好きなのに。


「変なの」

『お前が言うな…』

「あ、もう残り1分で日付が変わるよ!」

『声落とせ…親に気付かれるだろ』

「はーい……」


時計の針がきっちりと日付が変わった瞬間、アイザックは紙コップを片手で持ち私に伝えてくれる。



『誕生日おめでとう…日七



今日は私の誕生日。
日付が変わった瞬間一番最初に聞いたのは、紙コップに響いた珍しくもアイザックの優しい声だった。


END

Presented by HINANA
Thanks for reading to the end.



執筆一言 『子供アイザックと幼馴染設定。そして初恋同士にて両想いとか。ヤバイ、書いてて萌えた…!!萌える!
私10月生まれと、何時もコメント書き込みして下さるフレンドさんお祝いの為、そして此処に足を運んで下さる全ての誕生日お祝いとして捧げます』
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Comment - 2

Tue
2014.10.21

日七

URL

ありが㌧♪(・ω・)ノ

お祝いのお言葉有難う((ヾ(。・ω・)ノ☆゚+.ァリガトゥ
わわ、ワタクシもそう思っております!そのように言って貰えると嬉しいですw
ありが㌧♪(・ω・)ノ 此方こそ宜しくお願いしますね。

甘酸っぱさが出ましたでしょうかw 私もこれ気にいってますよ、ほっこり可愛らしくて。
10歳アイザック、想像すると本当に可愛いw
喜んで貰ったら良かったです!!


ほほほ、ほんとですか!?その言葉物書きとしては最上級の褒め言葉です(ノω・、) 嬉し泣きw
私はミシェルさんの言葉に力を貰って楽しく書いてます。これホントに。

最終話はもう上げてあるのでゆっくり読んで下さいね(・∀・)

Edit | Reply | 
Mon
2014.10.20

ミシェル

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HAPPY BDAY!!

お誕生日おめでとうございます!!!
日七さんに出会えてほんとに嬉しく思います♪
産まれてきてくれてありがとうございます(^^)/♡
これからもよろしくお願いします!

お誕生日祝いありがとうございます(;_;)
嬉しすぎますよーーーーー!!!!!

10歳アイザックに激しく萌えました♡微笑ましいです(´▽`)
きっと昔からませていてツンデレですよねw 私もザックとこそこそ糸電話したい(笑)
糸電話とか懐かしい気持ちにもなりつつ、なんだかほっこり暖かくなりました。

日七さんのどんなストーリーを読んでも、ぐっと引き込まれるので不思議です☆
面白くって文才がある日七さんだからこそできる世界観ですね!大好きです♡

失恋記念日の最終話は、まだ読めていないので改めてコメしに来ます!

Edit | Reply | 

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